ラグビー「オフロードパス(offload pass)」とは?
ラグビー日本代表がW杯で快進撃を続け、そのプレー内容にも注目が集まっている。
中でも日本vsスコットランド戦で選手が倒れながらボールを次から次へと繋ぎ、PR稲垣が決めた逆転トライは多くの記憶に残っているはず。
HO堀江が回転しながら相手をいなしてタックルをかわし、さらにLOムーアにオフロードパス、ムーアもタックルを受けながら後ろでサポートしたFBトゥポウにオフロード。
そして、ゴール前でトゥポウから稲垣へのオフロードが通り、美しいトライが決まった。
この選手がタックルを受けて、倒れながら行うパスをオフロードパスと呼ぶ↓
日本代表オフロードパス3連発→稲垣トライ
✏️オフロードパス
✅タックルを受けながら行うパスのこと
✅成功のカギは体幹の強さとボディバランス💪#RWC2019 #JPNvSCO #RWC横浜 pic.twitter.com/JkzcP7pEzy— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 16, 2019
前日本代表HCエディー時代、このオフロードパスは基本的に禁止にされていた。
オフロードを成功させるためには選手の強いフィジカルと高い技術、味方のサポートが必要で、失敗して相手にボールを奪われるリスクも高いためだ。
一方、オフロードは相手チームのDFの陣形が整う前に次々にアタックを仕掛ける事ができるので、成功するとチャンスやトライにつながる。
現在のジェイミー体制になり練習でもオフロードを取り入れるなどした結果、今大会でも多くのオフロードでゲインする場面が見られるようになった。
他国ではNZやフィジーの選手がオフロードを得意とする。
中でもNZのCTBソニー=ビル・ウィリアムズ(SBW)はオフロードを駆使する名選手だ。