「ラグビーのルール」ラグビー初心者でも簡単にルールを理解できるポイント

ペナルティ

初心者のためのラグビーのルール

ラグビー観戦の前に大きく立ちはだかるのが、その複雑な「ルール」

ラグビーは両チーム合わせてプレーする選手が30人と多く、手と足も使えるなど自由度が高いためルールが複雑になるのは必然。

経験者でも試合観戦中に「今の反則、何?」となることも多く、日本代表の選手ですら「ルールを全て理解しているわけではない」と話すほど。

TVで観戦しても、カメラアングルやズームの関係で、反則に該当するプレー自体が見えないことも。

ラグビーのプロレフリーを目指すのであれば別だが、ラグビーのルールは「基本」「頻発する反則」を理解すればOK。

ルールブックに記載されている内容を全て覚え、理解する必要はない。

ここではラグビーの「これさえ分かれば充分」という重要なポイントだけに絞りルールを解説する。

まずはラグビーの原則から理解しよう。

ラグビーの原則

  • ボールを落としたり、前に投げてはダメ!
  • ボールより前でプレーしてはダメ!
  • 倒れた状態でプレーしてはダメ!(立ってプレー)
  • 危険なプレーはダメ!

ラグビーのルールの前提となる、やってはいけない「ダメ」な原則はこの4点。違反すると反則に。

人数・時間・得点・フィールド

サンウルブズvsレッズ

プレー人数

ピッチに立ってプレーする選手は1チーム15名、合計30名で試合を行う。

代表のテストマッチでは、リザーブ(控え)は8名。

つまり、試合登録メンバーは先発15名とリザーブ8名の合計23名がエントリーされる。

試合時間

  • 前半40分
  • (ハーフタイム15分以下)
  • 後半40分

ラグビーのプレー時間は前後半40分、その間のハーフタイムが15分以下。

試合が終了することを「ノーサイド」とも言う。

高校生は前後半それぞれ30分にて行われる。

得点方法

  • トライ(5点)
  • コンバージョンゴール(2点)
  • ペナルティゴール(3点)
  • 認定(ペナルティ)トライ(7点)
  • ドロップゴール(3点)

相手のゴールラインを超えてボールを押さえる「トライ」をとるとその時点で5点。

トライ後にトライ地点からの延長線上でゴールキックを行うのが「コンバージョンゴール」で、これが決まると2点。

つまり、トライとその後のコンバージョンを決めることで計7点獲得することができる。

認定トライとは、ディフェンス側の反則がなければ確実にトライできた場面に適用されるもので、キックなしでアタック側に7点入る。

ペナルティを得たチームが、その地点からキックを行い「ペナルティゴール」が決まると3点入る。

「ドロップゴール」とはボールを地面にバウンドさせ、弾んだボールをキックしてゴールポストに入れるもので、これも決まれば3点。

フィールド

ラグビーフィールド

・10mライン

10mラインは試合開始直後やトライ後の「キックオフ」時に、ハーフウェイライン上から、このラインを超えるようボールを蹴る必要がある。

10mラインを超えることができなければ相手ボールのスクラムで再開。

・タッチライン

フィールド横の長いラインがタッチライン。

ボールやボールを持った選手がタッチラインを超えたら(出されたら)、ラインアウトから再開する。

・22mライン

攻撃側は自陣22mラインよりも手前からボールをタッチラインの外に蹴り出し、陣地を獲得(ピンチを脱出)する。

この場合、ラインを出た地点から、相手ボールのラインアウトとなる。

重要な3つのラインである「10mライン」「20mライン」「タッチライン」の名称と位置を覚えよう。

ポジション

ラグビーのポジションは大きくFW/BKに分かれるが、ポジション毎により担う役割が異なる。

なお、背番号(1〜15)とポジションは固定されているので、背番号から選手とポジションを把握することができる。

FW(フォワード)

ラグビーポジション

1 PR(プロップ)

スクラム最前列の左で相手のPR3と組む。PRの選手は首や太ももが太く、岩のような体をしている選手が多い。

2 HO(フッカー)

スクラム最前列の真ん中でスクラムをコントロールする。

ラインアウトではボールを投入(スローワー)する役割を果たすなど、セットプレー(スクラム・ラインアウト)の要となる。

3 PR(プロップ)

スクラムでPR3は相手のPR1とHOの間に首を入れて組む。

チームで最もスクラムが強い選手が担う。

4 LO(ロック)

スクラムではPR1を後ろから押し込み、ラインアウトではボールをキャッチするジャンパーを務めることが多い。

背が高く体の大きな選手が務め、モールなどのパワープレーでも中心になってプレーする。

5 LO(ロック)

役割はLO4と同様。

LO5はスクラムで重要なPR3を後ろから押し込むので、LO4の選手よりも重くて強い選手が担う。

6 FL(フランカー)

スクラム第二列の一番左のポジション。

スクラムから最も早く飛び出してディフェンスし、相手のボール奪取を狙うポジションで、機動力とタックルの強さが求められる。

7 FL(フランカー)

役割はFL6と同じ。

チームによってはスクラムの左=FL6、右=FL7ではなく、スクラムの地点によってスペースの広い「オープンサイド」と、狭い「ブラインドサイド」に分ける。

より足が速く機動力のある選手がオープンサイドFLとしてプレーする。

8 No.8(ナンバーエイト)

スクラムの最後尾のポジションで、スクラムからボールを持ち出してアタックする強さと速さが求められる。

ディフェンスでもFL同様に速く飛び出して相手のアタックを食い止めるなど、攻守の要となるポジション。

BK(バックス)

ラグビーバックス

9 SH(スクラムハーフ)

スクラムやラインアウト、ラックから球出し(BKの選手へパス)を行う。

パスのスキル、俊敏性、的確なキック力が求められる。チームで最も小柄な選手であることが多い。

10 SO(スタンドオフ)

アタック時の司令塔となるポジション。

ラン、キック、パスの高いスキルだけでなく、判断力やゲームをコントロールする力が必要となる。

12 CTB(センター)

BKでは最も体を張ることが多いポジション。

アタックでは突破を狙い、ディフェンスではタックルで相手を止める強さと速さが求められる。

13 CTB(センター)

役割はCTB12と同様。

一般的にパスやキックが上手い選手が「12」、速さや突破力で勝る選手が「13」を務めることが多い。

11,14 WTB(ウイング)

トライを取ることが求められるポジション。

1対1で相手をかわすステップや、相手をスピードで抜き去る速さが必要、最も足の速い選手が担うことが多い。

15 FB(フルバック)

最後尾で味方に指示を出し、ディフェンス時には最後の砦となってトライを防ぎ、アタック時にも攻撃参加して突破役を担う。

ボールを遠くへ蹴るキック力や、ハイパント(高く舞い上がるキック)を獲得する空中戦に強いことも必須。

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セットプレー「スクラム」「ラインアウト」

ラグビーにおいてセットプレーとはFWの選手がプレーする「スクラム」「ラインアウト」を意味する。

セットプレー時のボールの確保(奪取)は試合そのものを左右することもある重要なプレーだ。

スクラム

スクラム

ノックオン(ボールを前に落とすプレー)などの後に、FWの選手8人が固まって、相手のFWと押し合うのがスクラム。

スクラムの流れは、レフリーの「クラウチ」の掛け声で第一列のPRとHOが腰を落とす。

次に「バインド」で相手チームとつかみ合い、「セット」で両チームがヒットして組む。

その後SHがボールを投入し、HOが足でボールを後ろに送り(フッキング)、SH(orNO.8)がアタックするという流れだ。

スクラムを押していいのはSHがボールを投入した後。

スクラムで押し込む事ができれば、チーム全体に「スクラムやモールでは有利に戦える」と、精神的に余裕が生まれる。

スクラム時の主な反則

  • 「コラプシング」前方に倒れたりして、スクラムを崩すプレー
  • 「アーリーエンゲージ」セットの掛け声の前にスクラムを組むプレー
  • 「アーリープッシュ」SHがボールを投入する前にスクラムを押すプレー

ラインアウト

ラインアウト

ボールを持った選手がフィールド横の「タッチライン」の外に出された場合や、キックなどでボールが出た場合に、その地点から「ラインアウト」にてプレーを再開する。

HOがボールを投げ入れ、ラインに並んだFW残り7名のいずれかの選手がキャッチしてアタックを行う。

選手がラインを形成する前にボールを投げ入れることも可能で、このプレーを「クイックスローイン」と呼ぶ。

ラインアウト時の主な反則

  • 「ノットストレート」投げ入れたボールが曲ったプレー
  • 空中でボールを獲得する際に、相手の手や体を掴むプレー

「ダイレクトタッチ」とは?

ダイレクトタッチ

この「ダイレクトタッチ」は重要なポイントなので、しっかり理解することが大切。

↑図で左から右に攻めるチームが、自陣22mラインより後ろから(黄色の枠)、キックでボールをタッチライン外に蹴り出すと、ボールが出た地点で相手ボールのラインアウトになる。

この場合、ボールは相手に渡すが陣地を獲得できる(赤1のキック)

しかし、自陣22mラインよりも敵陣側でキックをした場合はルールが異なるので注意が必要。

自陣22mラインよりも敵陣側でキックをして、ボールが「直接」タッチラインの外に出ると「ダイレクトタッチ」となる(赤の2のキック)

そして、ボールを蹴った地点に戻り、相手ボールのラインアウトになる。

「直接」ではなく、「1回以上バウンドして」タッチラインの外に出た場合はOKで、出た地点から相手ボールのラインアウト、つまり陣地を獲得することができる。

選手がボールを蹴る際には、蹴る地点が「22mラインよりも前か後ろ」かに注目してみよう。

「モール」「ラック」

ここでは選手が固まって押し込む「モール」と、地面にあるボール近くでの密集「ラック」について説明。

モールやラックは、ボール自体が見えないことも多く分かりづらいが、プレーの意図するところを理解すれば見え方も変わってくるはず。

モールでの押し込みやラックでのボールの争奪戦で有利に立てば、勝利にも結びつくこともある重要なプレーだ。

モール

モール

↑はハリケーンズ(黄)がサンウルブズ(赤)のゴール前で「モール」を押し込んでいるシーン。

ハリケーンズの後方でボールを持っている選手は、押し込みつつ隙あらばボールを持ち出しトライを狙おうとしている。

モールとは、このように両チームの選手が「立った状態」で押し合いをしている状態のこと。

モールは「相手ゴール前のラインアウトからモールを作ってトライを狙う」というケースが多い。

モールの前進が止まって動きが停滞(5秒)するとレフリーは「ユーズイット」とコールする。

アタック側はこのコールが発せられると、すぐにボールを使ってアタックしなければならず、できなかった場合は相手ボールのスクラムになる。

モール時の主な反則

  • 「コラプシング」モール内で相手を引きずり倒すなど、モールを故意に崩すプレー
  • 「オフサイド」モールの後方ではなく、横から入るプレー

ラック

ラック

↑はサンウルブズ(赤)の選手がタックルをされて倒れ、そこにすかさずブランビーズ(青)の選手が倒れた選手のボールを奪おうとしている。

赤のヘッドキャップの選手が、青の選手を剥がそうと(スイープ)しているが、倒れた選手は絡まれてボールを離すことができず反則を取られた(ノットリリースザボール)

ラグビーは倒れた状態でプレーすることはできない

ラグビーでは「ボールを持った選手がタックルされる→タックルが成立し倒れる→ボールの争奪戦」が頻繁に起こる。

このように複数の選手が地面にあるボール近くで密集している状態を「ラック」と呼ぶ。

ラックでのボールの争奪戦を「ブレイクダウン」という。

選手が重なりあったりしてラックやモールからボールが出ずにプレーが停滞することがある。

このような状況になるとレフリーは「アンプレアブル」とジャッジし、ラック時はボール保有側モール時はボールを保有していない側のスクラムにて再開する。

ラック時の主な反則

  • 「オーバーザトップ」相手側に倒れ込んでボールが出るのを邪魔するプレー
  • 「ノットリリースザボール」タックルされて倒れた選手がボールを離さないプレー
  • 「ノットロールアウェイ」タックルをした選手がすぐにその場から離れなかったプレー
  • 「ハンド」ラックの中にあるボールをに対し手を使うプレー

反則「ハンドリングエラー」

ノックオン

・ノックオン

ボールを前に落とすプレー。

不意にパスを受けて、手や腕に当たってボールが前に落ちた場合もノックオンになる。

・スローフォワード

ボールを前方に投げるプレー。真横に投げるのはOK。

パスを投げた選手に原因がある場合もあるが、パスを受ける選手のポジショニング(前に出過ぎ)に起因するケースも多い。

・ノットストレート

ラインアウトにおいて、ボールを投入するスロワーがボールを真っ直ぐに投げないこと。

この場合、相手チームはスクラムの他にラインアウトも選択できる。

「ノックオン」「スローフォワード」「ノットストレート」をした場合、相手チームのスクラムから再開となる。

なお、ラグビーにおいて「ハンドリングエラー」とは、ノックオンとスローフォワードを指すのが一般的だが、ここでは「ノットストレート」もハンドリングエラーに含めている。

アドバンテージ

アドバンテージ

選手がボールを前に落とす(ノックオン)など、あきらかなミスがあったにも関わらず、プレーが継続するケースがある。

これは「アドバンテージ」と呼ばれるもの。

ゲームをリセットしてスクラムなどで再開せずに、プレーを継続した方がアタック側に有利と判断した場合において適用する。

その際、レフリーは「アドバンテージ」とコールしながら、(↑写真の通り)アドバンテージが適用されているチームの方へ肩を上げる。

この間、アタックしているチームは仮にミスをしてもアドバンテージが適用されてマイボールを確保できるため、一か八かのキックなどを行う事も多い。

レフリーが「アドバンテージオーバー」とコールすると解消される。

軽い反則

フリーキック

ハンドリングエラーは「スクラム」から再開、軽い反則の場合は「フリーキック(FK)」など複数のプレーから選択することができる。

「フリーキック(FK)」

フリーキックはペナルティキック(PK)とは異なり、直接ゴールを狙うことはできない。

 フリーキックでボールをタッチラインに出した場合は、ボールが出た地点で相手ボールのラインアウトで再開となる。

タッチキック以外にも、「マイボールスクラム」「タップキックからのアタック」も選択可能。

タップキックとはボールをチョン蹴りして、速い攻撃を仕掛けることで、相手DFが揃っていない時などに有効だ。

なお、フリーキックの際、反則をしたチームはその地点から10m以上、後方に下がる必要がある。

フリーキックになる主な反則は以下の通り。

アーリーエンゲージ

スクラムを組む際は「クラウチ」「バインド」「セット」のレフリーのコールに合わせて組まなければならない。

最後の「セット」で両チームが組み合うが、このコールの前に相手側に組みにいくことを「アーリーエンゲージ」という。

アーリープッシュ

「クラウチ」「バインド」「セット」にてスクラムを組み、スクラムをプッシュ(押す)するタイミングはSHがスクラムにボールを投入した後となる。

SHがスクラムにボールを入れる前に、相手チームを押してしまうことを「アーリープッシュ」という。

ノット1メートル

ラインアウト時はボールが出た地点のライン(ラインオブタッチ)から、両チーム50cmずつ(計1m)間隔を空けなければならない。

この間隔を空けなかった場合は「ノット1メートル」となる。

重い反則

ペナルティ

「重い反則」に対してはペナルティキックでプレー再開となるため、反則するだけで3点を失うケースも。

「重い反則」をした場合、相手のチームは以下4つの選択肢からプレーを再開する。

  • ゴールキック(PG)で3点を狙う
  • タッチキックで陣地を獲得→マイボールラインアウト
  • マイボールスクラム
  • タップキックからアタック

試合展開などによるが、自陣からだとタッチキック、相手のゴールポスト正面付近からはPGを選択することが多い。

ノットリリースザボール

ボールを持ってアタックした選手が相手選手にタックルをされて地面に倒された場合(タックル成立)、すぐに抱えていたボールを手から離さなければならない。

タックルで倒された後、(相手選手にボールを取られないため)すぐにボールを離さなかった場合は「ノットリリースザボール」の反則となる。

DF側からすると、タックルをした選手の近くにいる選手がすぐに相手のボールキャリアに対して絡み、ノットリリースを獲得しようとする。

ノットロールアウェイ

タックルをしてボール保持者(キャリア)を倒したDFの選手(タックラー)は、タックル後にその場所からすぐに離れなければならない。

つまりタックルをして相手選手を地面に倒した場合、すぐに横や後ろに転がるなどして、ラック内でプレーの邪魔にならないようにする必要がある。

タックル後、その場から離れなかった(離れることができなかった)場合は「ノットロールアウェイ」の反則となる。

ノットリリースがAT側に適用されるのに対し、ロールアウェイはDF側に適用される。

オーバーザトップ

ボールの上に覆いかぶさるように倒れこんだり、倒れた選手の上を超えて相手側に倒れこむなどの、ボールが相手側に出るのを防ぐプレーが「オーバーザトップ」

例えばラックに勢いよく飛び込んだ結果、覆いかぶさるように相手側に倒れてボールの球出しを邪魔するとオーバーザトップになる。

ラグビーは立ったままプレーしなければならず、寝たままプレーをしてはいけないという原則がある。

ノットリリース、ロールアウェイ、オーバーザトップはどれも倒れた状態でのプレー。

関連して、タックルした選手がタックル成立後も相手選手を離さない「ホールディング」や、ラックの中にあるボールを手で味方側に出そうとする「ハンド」も覚えておこう。

ホールディングもハンドも重い反則でペナルティにて再開する。

重い反則(危険なプレー)

ハイタックル

ハイタックル

相手選手の肩より上に入る危険なタックル。身長の高い選手が低い選手にタックルする際によく起こる。

レイトチャージ

ボール持った選手に対し、その選手がキックやパスをした後に遅れてDF側がタックルするプレー。

ジャンプしている選手へのタックルや、肩だけで体当たりするようなタックルも禁止されている。

これらの危険なプレーやラフプレー、重い反則の繰り返しに対しては、イエローカード(シンビン、10分間の退場)やレッドカード(一発退場)が適用されることがある。

重い反則(オフサイド)

オフサイドは「プレーしてはいけない位置でプレーする」という意味においてはサッカーと同じだが、ラグビーの場合は様々な局面において発生するうえ複雑だ。

ここではラインアウト、スクラム、ラック、モールでのオフサイドを中心にご紹介する。

「ラインアウト時」のオフサイド

ラインアウトでのオフサイド

ラインアウトでは中心線(ラインオブタッチ)から、10m後方にオフサイドラインが設定され、両チームのBKの選手(SH除く)は中心線から10m下がらなければならない。

スローワーの投げたボールがジャンパーによりタップされたり、地面に転がった場合、パスやキックなどによりボールが出るとオフサイドラインも解消となる。

ラインアウトのオフサイド

↑のようにラインオブタッチからゴールラインまでが10m離れていない時は、ゴールラインがオフサイドラインとなる。

「スクラム時」のオフサイド

ラグビーオフサイド

スクラムの際は、スクラムの最後尾No.8の選手から5m後方にオフサイドラインが設定される。

「ラック時」のオフサイド

ラックオフサイド

ラックの際のオフサイドは「四角のボックス」を想像すると理解しやすい。

↑の場合、右から左に攻めているチーム(白&ピンク)の選手は、ラック内の最後尾の選手の後ろ(ピンクの線)から入らなければならない。

仮にラックの横にいた場合、一旦後方に戻って後ろ(ピンクの線)から入る必要があり、横(黒の線)から入った場合はオフサイドとなる。

ラック

BKの選手もボールが出るまでは、ラックの最後尾の選手より後方にポジショニングする必要ある。

↑の時点で「青丸の位置」にいる選手はオフサイドに。

「モール時」のオフサイド

モールオフサイド

モール時も、ラック同様に「四角のボックス」をイメージしよう。

↑はサンウルブズ(赤)がトライをとるべく、ブランビーズ(青)をモールで押し込んでいる場面。

この時も両チームそれぞれ、モールの最後尾の選手がいる場所にオフサイドラインができる。

ブランビーズ(青)の選手がモールに参加する場合は、後ろから青の線を越えて入ればOK、しかし横(黒の線)から入った場合はオフサイドになる。

ラック・モール時は四角のボックスをイメージし、後ろから入らなければならない事を理解しよう。

その他のオフサイド

ラグビーはボールを持っている選手より前にいる選手はプレーすることができないという原則がある。

例えばSOの選手がハイパント(高く舞い上がるキック)をした時を想像して欲しい。

キックした時点でSOの選手よりも前にいる選手は、SOの選手に追い越されるまでプレーすることができず、プレーした場合はオフサイドになる。

また、ノックオンした選手よりも前にいた味方の選手がその落ちたボールに触れた場合は「ノックオンオフサイド」になる。

ボールを持った選手が自分よりも前にいる味方の選手とぶつかった場合は「アクシデンタルオフサイド」に。

「ノックオンオフサイド」はペナルティーキック、「アクシデンタルオフサイド」はスクラムにて再開する。

反則からのプレー再開方法

  • ハンドリングエラー→「スクラム」で再開
  • 軽い反則→「フリーキック」で再開
  • 重い反則(オフサイド)→「ペナルティキック」で再開

となる。

なお「軽い反則」と「重い反則」をしたチームはそれぞれ、反則した地点から10m以上後退しなければならない。

以上がラグビーを理解する上でポイントなるルールを重点的に説明した。

あとはテレビやネットでラグビーを観戦しながら、解説者の声にも耳を傾け反則の都度「今の反則はなに?」と確認してみよう。

テレビによっては副音声でルールを初心者向けに分かりやすく解説してくれるので、これらも積極的に活用することをオススメしたい。

また、ラグビーのルールを「動画」で学ぼう!では、実際のプレーしているシーンなどにより作られたルール動画をご紹介している。ぜひこちらもご参照。

ラグビーのルールを「動画」で学ぼう!

2018.11.10