世界各国ラグビー競技人口2017。日本のラグビー競技率は世界でも最低水準

ラグビー競技人口

世界のラグビー競技人口・ラグビー比率と世界ランキング

ラグビーの国際的な統括団体であるWorld Rugbyが年に1度作成し公開する「Year in Review」。

その年の国際大会のハイライトや普及活動、財政状況などが100ページ以上に及ぶ内容でまとめられており、世界のラグビーの状況を知るうえで非常に参考になる読み物だ。

ここでは、レポートの中の各国のラグビー競技人口に注目し、そのデータを総人口や世界ランキングと掛け合わせることによって、各国のラグビー人気など調べてみた。

すると、世界的にみても日本のラグビー熱(総人口におけるラグビー競技人口)の低さに驚くことに。

なお、ラグビーは世界121ヶ国で行われており、競技人口は約910万人(うち240万人が女性)。

2015年から比較すると770万→910万人と競技人口は増加している。

世界各国のラグビー競技人口と競技率2017

順位 国名 ラグビー人口 総人口 ラグビー率
1位 イングランド  2,116,897人  5,561万人 3.8%
2位 アメリカ  1,529,965人  3億2,647万人  0.5%
3位 フランス  604,440人  6,493万人 0.9%
4位 南ア 603,455人  5,543万人  1%
5位 548,403人  2,464万人  2.2%
6位 日本  266,898人  1億2,604万人  0.2%
7位 フィジー  222,583人  90万人  24.7%
8位 カナダ 215,624人  3,662万人 0.6%
9位 アイルランド 195,744人  474万人 4.1%
10位 ブラジル 185,155人  2億1,124万人  0.09%

この表の「ラグビー人口」は、各国ラグビー協会へ登録していない人を含めた人数。

つまり、授業等でラグビーを取り入れている国の子供達も含めていると思われる。

一番右の「ラグビー率」はラグビー人口を総人口で割ったラグビーをしている人の割合(ラグビー競技率)。

TOP10の中では日本のラグビー競技率はブラジルの0.09%に次いで少ない「0.2%」。

0.2%ということは人口100万人都市(e.g.千葉市、仙台市)において、ラグビーをしている人は2,000人という計算に。

ラグビー率は「ラグビー熱」と置き換えることもでき、日本においてラグビーが他国と比べても人気や普及面で劣っていることが明らかに。

アメリカは近年、学校の授業などにおいてラグビーを取り入れるなど普及に力を入れており、約150万人の2位となっている。

アメリカは2018年にプロリーグ「Major League Rugby」がスタート、今後代表チームも強くなりそうだ。

世界各国のラグビー競技人口と競技率2017(協会登録者)

順位 国名 ラグビー人口 総人口 ラグビー率
1位 南ア 530,393人  5,543万人  0.9% 
2位 イングランド  359,447人  5,561万人 0.6% 
3位 273,095人  2,464万人  1.1% 
4位 フランス  272,792人  6,493万人 0.4% 
5位 NZ  155,934人 460万人  3.3% 
6位 アメリカ  124,726人  3億2,647万人  0.04% 
7位 フィジー  122,489人  90万人  13.6% 
8位 アルゼンチン  109,357人  4,427万人  0.2% 
9位 日本  109,312人  1億2,604万人  0.08%
10位 アイルランド  103,044人  474万人 2.1% 

こちらのラグビー人口は「registered players(協会への登録者数)」の人数。つまり、クラブ等で本格的にラグビーをしている人の人数を表す。

日本ラグビー協会はこの登録者数を2019年に20万人にすることを目標に掲げている(日本ラグビー戦略計画2016-2020)。

しかし2015年の115,205人→2017年109,312人(-5,893人)と増加するどころか減少しており、目標達成は不可能な状況。

2015年W杯では日本代表が南アに勝利するなど大金星を挙げて一時的に盛り上がったものの、その勢いを競技人口増に結びつけることができなかったのは非常に残念。

世界各国のラグビー競技人口(世界ランキング順)

世界ランク 国名 ラグビー人口 総人口 ラグビー率
1位 NZ 155 ,934人   460万人  3.3%
2位 アイルランド 195,744人 474万人 4.1%
3位 ウェールズ 94,000人  303万人  3.1%
4位  イングランド 2,116,897人  5,561万人 3.8%
5位  548,403人 2,464万人 2.2%
6位  南ア 603,455人 5,543万人 1%
7位  スコットランド 180,534人  542万人  3.3% 
8位  フランス 604,440人 6,439万人  0.9%
9位  フィジー 222,583人 90万人 24.7%
10位  アルゼンチン 143,770人  4,427万人 0.3% 
11位  日本  266,898人 1億2,604万人 0.2%

こちらはラグビー世界ランキングを基準にしたデータ。

ラグビー熱(ラグビー率)が高い国はやはり強いということがわかる。

世界ランキング1位のNZやブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズを構成するイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの4ヶ国は全てラグビー率が3%以上、ラグビーが文化として根付いていると言えそうだ。

日本はこの中では最も低い0.2%。

2019年W杯日本大会をきっかけに「今度こそは」ラグビーを盛り上げ、持続的に競技人口も増やしたい。

W杯という大会を成功させることも大事だが、W杯をきっかけにラグビーができる受け皿を増やし、子供にとってラグビーがスポーツをする上での一つの選択肢となることが求められる。

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