トップリーグで2016年にプレーする外国人スター選手
トップリーグで上位に食い込むためには世界レベルの力を持った外国人選手は欠かすことができない存在だ。
今年もNZ、オーストラリア、南アフリカといった強豪国からビックネームが加入、日本でも彼らのプレーを見ることができる。
特に南アフリカからは現役の同国代表選手であるエルトン・ヤンチース(NTTコム)、ヤコ・クリエル(クボタ)、フランコ・モスタート(リコー)、ワーレン・ホワイトリー(ドコモ)らがプレー、チームの中心選手として活躍が求められている。
ここではトップリーグに所属する多くの外国出身の選手の中から、国代表にも選出されたスター選手を紹介したい。
コーリー・ジェーン(Cory Jane)東芝
身長183cm、体重91kg、WTB、33歳、NZ代表キャップは53。
ボールを持った時の速さは圧倒的なトライゲッター。スーパーラグビーではハリケーンズ(NZ)に所属し、2016年の優勝に大きく貢献した。
リアム・メッサム(Liam Messam)東芝
身長188cm、体重108kg、FL、32歳、NZ代表キャップ43。スーパーラグビーではリーチマイケルと同じチーフスに所属、東芝でもリーチとFLコンビで東芝の強力FWを牽引する。
東芝にはコーリー・ジェーン、リアム・メッサムの他にリチャード・カフィがおり、元オールブラックスが3人も所属。
デービッド・ポーコック(David Pocock)パナソニック
身長185cm、体重103kg、FL/No.8、28歳、オーストラリア代表キャップ58。
世界最高のFLの1人。ブレイクダウンで相手のボールを奪う「ジャッカル」を得意とし、タックルも激しい。日本へは12月に来日する予定。スーパーラグビーのブランビーズ(豪)に所属。
タンゲレ・ナイヤラボロ(Taqele Naiyaravoro)パナソニック
身長194cm、体重125kg、WTB、24歳、フィジー生まれでオーストラリア代表キャップは2。圧倒的な体のサイズを誇り突破力抜群、勢い良く走り込んできた場合は止めるのはほぼ不可能な選手。
トイメンのWTBの選手からすると嫌な相手だ。
アンソニー・ファインガ(Anthony Fainga’a)近鉄
身長182cm、体重91kg、CTB、29歳、オーストラリア代表キャップ23。体は大きくないものの、鋭く強烈なタックルで相手を止める。
スーパーラグビーでは2009年からレッズ(豪)でプレー。
ワイクリフ・パールー(Wycliff Palu)トヨタ自動車
身長194cm、体重120kg、No.8、34歳、オーストラリア代表キャップ58。
大きくて激しいプレーが持ち味のベテラン選手。昨年もトヨタでプレーするはずだったが怪我で登録抹消、今年見事復帰を果たしトヨタに帰ってきた。
ジョージ・スミス(George Smith)サントリー
身長180cm、体重103kg、FL、36歳、オーストラリア代表キャップ111。
小柄ながらタックルが強く、ブレイクダウンに強い。2015年には英ワスプスでプレーしイギリスの年間最優秀選手賞を受賞した世界的な選手。
サントリーでは2011年〜14年までプレーし、3年ぶりに復帰。2017年からはスーパーラグビーのレッズ(豪)でもプレーする。
ヤコ・クリエル(Jaco Kriel)クボタ
身長184㎝、体重100㎏、FL、27歳、南アフリカ代表キャップ3。大柄揃いの南アフリカにあって、小柄ながら激しく運動量豊富な点が評価され代表にも選出された。
スーパーラグビーではライオンズ(南ア)に所属。
フランコ・モスタート(Franco Mostert)リコー
身長199cm、体重112kg、LO、25歳、南アフリカ代表キャップ2。
ラインアウトだけでなく、パワーランナーとしてゴール前での突進にも期待。スーパーラグビーではライオンズ(南ア)に所属。
ワーレン・ホワイトリー(Warren Whiteley)NTTドコモ
身長193cm、体重106kg、No.8、28歳、南アフリカ代表キャップ8。
ボールのある所どこでも顔を出す選手で、激しいタックルが持ち味。ライオンズではキャプテンを務めチームを2016年準優勝に導いた。
エルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)NTTコム
身長176cm、体重88kg、SO、26歳、南アフリカ代表キャップ7。
キック、ラン、判断力に優れた司令塔でゴールキッカーも務める。スーパーラグビーではライオンズに所属。