世界各国のラグビー競技人口一覧。日本のラグビー競技率は世界でも最低水準

ラグビー人口

世界のラグビー競技人口・ラグビー比率と世界ランキング

アメリカのプロラグビーリーグについて書いた時にアメリカにおけるラグビー人口が149万人というのを目にして、「そんなに多いの?本当か?」と思い、別のソースを確認した時に辿りついたのがワールドラグビーの調査レポート。

レポートの中にラグビーの競技人口を記載したページがあり、世界各国のラグビー競技人口など興味深いデータが記載されていたので、これを以下にまとめてみた。すると、世界的にみても日本のラグビー 熱(総人口におけるラグビー競技人口)の低さに驚くことに。

世界各国のラグビー競技人口と人口比

順位 国名 ラグビー人口 世界ランキング 総人口 ラグビー率
1位 イングランド  2,081,117人  2位  5,301万人 3.9% 
2位 アメリカ  1,495,732人  17位  3億2,177万人  0.4% 
3位 オーストラリア  687,488人  3位  2,396万人  2.8% 
4位 南アフリカ  420,796人  4位  5,449万人  0.8% 
5位 フランス  365,426人  8位  6,439万人 0.6% 
6位 アイルランド  242,914人  6位  459万人 5.2% 
7位 フィジー  166,201人  10位  89万人  18.6% 
8位 スコットランド 164,231人  9位 529万人  3.1% 
9位 NZ  150 ,564人  1位  452万人  3.3% 
10位 カナダ 135,078人  18位  3,594万人 0.3% 
11位 アルゼンチン  134,563人  7位  4,341万人  0.3% 
12位 ☆日本  115,205人  12位  1億2,657万人  0.09%

世界各国のラグビー人口順のデータはこの通り。一番右のラグビー率はラグビー人口を総人口で割ったもの。ラグビー人口が最も多いのはラグビー発祥国であるイングランドで次にアメリカ、オーストラリアと続く。

日本のラグビー人口は約11.5万人で世界では12位だが、人口比でみると0.09%(1万人中9人)とこの中では最も低い。

日本のラグビーを取り巻く状況は厳しい。花園予選に出場した高校は1991年の1,490校から2014年には786チームと半減。「チーム」と記載したのは部員不足のため数校合同で参加しているチームも含んでいるためだ。他の部からの助っ人の力を貸りてなんとか出場している高校も多い。ちなみにサッカーや硬式野球は約4,000校。

日本においては少子高齢化が進んでいることから高校生における部活動の競技人口が少なくなるのは普通のことだが、ここ10年でみると卓球、剣道、ハンドボールなど競技人口が増えているケースもある。一方、ラグビーは減少率が最も大きいスポーツで非常に厳しい状況だ。

2015年W杯の活躍でラグビースクールに新規で入会した子供が増えたとの報道もあったが、5年でラグビー人口を8割も増やしたアメリカのように日本も協会等が戦略的にラグビーの普及活動をしなければ競技人口の減少にストップをかけることはできないだろう。

世界各国のラグビー競技人口(世界ランキング順)

世界ランキング 国名 ラグビー人口 総人口 ラグビー率
1位 NZ 150 ,564人   452万人   3.3% 
2位 イングランド  2,081,117人   5,301万人  3.9% 
3位 オーストラリア  687,488人  2,396万人  2.8% 
4位  南アフリカ  420,796人  5,449万人  0.8%  
5位  ウェールズ  75,431人  306万人  2.4% 
6位  アイルランド  242,914人 459万人  5.2% 
7位  アルゼンチン  134,563人  4,341万人  0.3% 
8位  フランス  365,426人  6,439万人  0.6% 
9位  スコットランド  164,231人 529万人  3.1% 
10位  フィジー  166,201人  89万人  18.6% 
11位  ジョージア  11,136人  447万人  0.2% 
12位  ☆日本  115,205人 1億2,657万人  0.09% 
13位  イタリア  78,234人  5,983万人  0.1% 
14位  サモア  24,048人  19万人  12.6% 
15位  トンガ  5,093人  10万人  5% 
16位  ルーマニア  17,525人  1,996万人  0.08% 
17位  アメリカ  1,495,732人  3億2,177万人  0.4%
18位  カナダ  135,078人 3,594万人  0.3% 
19位  ウルグアイ  25,821人  340万人  0.7% 
20位  ナミビア  12,650人  230万人  0.5% 

こちらはラグビー世界ランキング(2016年9月時点)を基にしたデータ。ラグビー率が高い国はやはり強い傾向が見て取れる。

世界ランキング10位内の国でラグビー率が最も低いのはアルゼンチンの0.3%。0.09%の日本もまずはアルゼンチンの0.3%を目指したいところだが、その場合競技人口を11.5万人→36万人まで増やす必要がありハードルが高い。

今年、サンウルブズがスーパーラグビーに参入、2019年には日本でW杯、20年には東京五輪(7人制ラグビー)とラグビーのビックイベントがここ5年で続き、競技人口を増やすためのまたとないチャンス。この大チャンスを逃してしまうと2020年以降に競技人口を増やすのはさらに困難になる。

日本ラグビー協会はミッションとして、「2019年までに、競技人口20万人の達成」を掲げ、そのために全市町村にラグビー協会設立の推進、タグラグビーの普及をするとしているが、協会の普及育成ページを見ても、具体的に何をしているの見えてこない。

競技人数増加の特効薬になりうるトップリーグのプロ化についても構想案すら出てこずで、あと3年で11.5万人→20万人に増やすのは厳しそうだ。

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2016.09.27