流行語大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」で決定?
その年に話題になった言葉が対象となる「流行語大賞」のノミネート30語が発表された。
ラグビー関連ワードでは、
- ジャッカル
- にわかファン
- 4年に一度じゃない。一生に一度だ
- 笑わない男
- ONE TEAM(ワンチーム)
がノミネート。
ラグビー関連ワードが5つもノミネートされたことからも、いかにラグビーW杯が盛り上がったかが分かる。
その他には、「タピる」「ドラクエウォーク」「◯◯ペイ」などが入った(全30語)
大賞は有識者により選ばれ、12月2日(月)に発表される。
2019年の流行語大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」が最適ではないだろうか。
その理由は以下の通り。
ONE TEAMで日本は初のW杯ベスト8、南アは優勝
「ONE TEAM(ワンチーム)」はラグビー日本代表のスローガン。
日本代表選手31名は日本を含めた7ヶ国の出身者から選ばれている。
異なる文化や背景を持つ選手たちがお互いをリスペクトし、選手全員がベスト8という目標を共有した。
そして、日本の歴史や文化を学び、厳しい合宿を通じて家族のように一つのチームになった。
ベスト8はまさにワンチームにて成し遂げた快挙だった。
ONE TEAMは日本代表だけでなく、優勝した南アフリカ代表にも当てはまる。
南アは貧困、犯罪の多発、人種間の格差など様々な問題に直面している。
南ア代表キャプテンのシヤ・コリシも貧困地区で生まれ、15才の時に母親を亡くし、靴も買えないような厳しい環境で育った。
優勝を成し遂げた後のコリシのインタビューからもその想いが分かる。
W杯優勝南ア代表シヤ・コリシのインタビュー
「南アには多くの問題があるが、様々なバックグラウンドや異なる人種を超えて目標のために一つになった。」
「一つになれば成し遂げることができるということを南アの人に示すために、なんとしても優勝したかった。」
「バーや農場にいる人、ホームレスの人々、地方にいる人など全ての人に感謝します。」
「南アの人々を愛しています。一つになればなんでもできるのです。ありがとう。」
優勝直後のインタビューでコリシはONE TEAMになることの大切さを語り、このスピーチは世界中で絶賛された。
(追記)12/2発表!流行語大賞は「ONE TEAM」にて決定!
12月2日に新語・流行語大賞が発表され、見事「ONE TEAM」が年間大賞に選出!
トップ10には、「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ」「しぶこ」「タピる」「#KuToo」「○○ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」がランクイン。
今年プロ野球を引退したイチローの「後悔などあろうはずがありません」は選考委員特別賞を受賞した。
2019年はラグビーが大盛り上がりとなった一年に。
2020年以降は、いかにこのラグビー人気を継続できるかが日本のラグビー界にとっては重要となりそうだ。