試合 | ラグビーW杯プールA |
対戦 | 日本代表vsアイルランド代表 |
日時 | 2019年9月28日(土)16:15 |
場所 | エコパスタジアム |
結果 | 日本代表 19-12 アイルランド代表 |
観客数 | 47,813人 |
トライ | 福岡堅樹1 |
MVP | 堀江翔太 |
日本対アイルランド戦選手採点&評価
PO | 選手 | 点 | 評価 |
PR1 | 稲垣啓太 | 7.0 | 運動量豊富、ボールの近くで常にプレー(⇄63分中島) |
HO | 堀江翔太 | 8.0 | 17タックル、ラインアウトも安定、最後までプレーし勝利に大きく貢献 |
PR3 | 具智元 | 7.5 | スクラムだけでなく、ボールキャリーでも強さを見せた(⇄53分愛) |
LO4 | トンプソン | 7.5 | ノーミスで17タックル、スイープでも奮闘(⇄63分ヴィンピー) |
LO5 | ムーア | 8.0 | チーム最多の24タックル、積極的にボールを持ちアタック |
FL6 | 姫野和樹 | 7.5 | 16キャリー、48m、DB3回はFW最多、ピンチを凌ぐジャッカルも |
FL7 | ラブスカフニ | 7.0 | 16タックル、サポート・スイープと仕事をこなす |
No.8 | マフィ | 6.5 | 攻守に渡って強さをみせるも負傷交代(⇄31分リーチ) |
FL | リーチ | 7.0 | ノーミスで11タックル、チームに安定をもたらす |
SH | 流大 | 6.5 | 速く的確なパスでATを牽引(⇄56分田中) |
SO | 田村優 | 6.5 | 厳しいプレッシャーを受けつつも司令塔の役割を果たす |
WTB | レメキ | 6.5 | トゥポウがけがにより急遽先発、DFで奮闘 |
CTB | 中村亮土 | 7.5 | 正確なパスにDFではプレッシャーをかけ続けた。ビックタックルも |
CTB | ラファエレ | 7.5 | トライに繋がるアシストなどスキルの高いプレーを随所にみせた |
WTB | 松島幸太朗 | 6.5 | 9キャリー、54m、DB3回、キレのあるアタックで相手の脅威に |
FB | 山中亮平 | 6.0 | ハイパンで相手にプレッシャーをかけられず(⇄50分福岡) |
WTB | 福岡堅樹 | 7.5 | 1トライ、ピンチから脱出するインターセプトと存在感を示した |
※点数は勝った試合は平均が「5.5」、負けた試合は「4.5」となるイメージ
日本代表vsアイルランド代表戦スタッツ
日本 | 内容 | アイルランド |
---|---|---|
1 | トライ | 2 |
51% | ポゼッション | 49% |
48% | テリトリー | 52% |
503 | メーター | 318 |
157 | ラン | 133 |
18 | ※DB | 14 |
5 | ※CB | 10 |
162/176 | タックル | 153/171 |
92% | タックル成功率 | 89% |
6/6 | スクラム | 6/7 |
7/8 | ラインアウト | 9/11 |
6 | ペナルティ | 9 |
※Defenders Beaten(DB)はタックルを破ってゲインした回数、Clean Breaks(CB)は相手タックラーに触らせずに抜いた回数。
2015年の南ア戦は「歴史的大勝利」などと表現されたが、今回のアイルランド戦は「会心の大勝利」だった。
数年に及ぶ準備と計画、コーチ陣の分析と戦略、選手のこれまでの努力と実績からくる自信、プレッシャーを力に変える強い心、ホームアドバンテージとファンの大声援。
これらのことが結集した結果、日本への分析も徹底してきたアイルランドに勝利することができた。
全てが素晴らしかったが、タックル成功率92%(162/176)は先週のロシア戦の84%(113/134)から大きく改善。
ロシアよりも強くて速いアイルランド相手に成功率が90%を超えたタックルの出来が大きな勝因となった。
アイルランドは後半になると疲労もあるが、攻め手に欠いてアタックに迷いが見られる場面も。
ラインスピードを上げ、時にはダブルタックルで相手を封じ込めるなど、ディフェンスは最後まで集中し機能。
セットプレーもほぼ完璧で、むしろアイルランドがラインアウトで2回もミスしたのが驚きで日本にとっては幸運だった。
個人ではHO堀江、PR具、LOムーア、中村とラファエレのCTB2人のプレーと存在感が抜群でチームに勢いと安定をもたらした。
試合後にリーチが話した「30分喜んで、あとは次のサモア戦に向けて準備する。」というコメントも頼もしい。
9月28日(土)のサモア戦、そしてプール戦最後のスコットランド戦も期待できそうだ。