サンウルブズ2020年度HCに大久保直弥氏が就任
サンウルブズは2020年度の新HCに大久保直弥氏(前コーチ)が就任すると発表した。
大久保氏は法政大、サントリーで主にFLやNO.8で活躍、日本代表キャップも23保有している。
指導者としてはサントリーHCやNコムのFWコーチを経て、2018年からはサンウルブズのアシスタントコーチを務めていた。
サンウルブズは2020年度でスーパーラグビー(SR)から撤退することが決まっており、最後のシーズンを初の日本人HCで戦うことになった。
これまでのサンウルブズのHCは以下の通り毎年変更、2019年度までは全てNZ人が担っていた。
2016年度 マーク・ハメット
2017年度 フィロ・ティアティア
2018年度 ジェイミー・ジョセフ
2019年度 トニー・ブラウン
2020年度 大久保直弥
スーパーラグビー2020シーズンヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ
ヘッドコーチに大久保直哉が就任決定‼️https://t.co/aCUbQrPQMl#Sunwolves #Awoooo #大久保直哉 pic.twitter.com/ETJgnVLvli— サンウルブズ/SUNWOLVES (@sunwolves) August 30, 2019
サンウルブズ2020年シーズンの選手選考は?
サンウルブズ最後のシーズンの選手選考はこれまで以上に難航する可能性がある。
2020年シーズンはトップリーグ(1月〜5月)とスーパーラグビー(2月〜6月)が重なるためだ。
これまでは両リーグの試合期間がずれていたため選手は両立することができたが、2020年は2019年W杯の影響でトップリーグが変則スケジュールになった。
トップリーグチームに所属する選手はどちらかを選ぶ必要があり、撤退が決まっていて不確定な点が多いサンウルブズよりトップリーグを選ぶ選手が多くなることが考えられる。
W杯に出場する日本代表選手は、2019年を代表合宿やW杯でラグビー漬けの日々を送っており、W杯後に身体的・精神的な疲労が極限に達し、休養が必要になる。
そのため、2020年度は強度が高く移動がハードなSRを敬遠する選手もいるだろう。
また、2020年7月に東京五輪が開催されるため、7人制ラグビーで出場を目指す選手はサンウルブズではプレーしない。
15人制日本代表の選手では福岡やレメキが五輪出場を公言しているが、他にも代表クラスの選手で五輪を目指す選手も出てくる可能性も。
2020年度のサンウルブズは、2019年に在籍した外国人選手に加え、NZ、豪、南アのSRチームの契約を勝ち取れなかった選手がメインとなりそうだ。
その他に日本の若い選手でSRでのプレーを熱望する選手や欧州からも何人かはサンウルブズでプレーし、多様性の富んだチーム構成になるだろう。