【書評】ノーサイド・ゲーム〜池井戸潤〜
書籍名 | ノーサイド・ゲーム |
著者 | 池井戸潤 |
発売日 | 2019年6月13日 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
ページ数 | 406ページ |
値段 | 1,600円(税抜) |
表紙をめくったところ、そのまま止まらず3時間半、ノンストップで読み終えた。
「ノーサイド」という名称からもわかる通りラグビーに関する物語で、ラグビーファンであれば間違いなく夢中になる本だ。
ストーリーには試合のシーンも登場するが、ラグビー専門用語は少なく、ラグビーを知らない人でも違和感なく読み進めることができるだろう。
著者は「半沢直樹」「下町ロケット」等でおなじみの池井戸潤。
7月に始まるTBSの日曜劇場(夜9時)で放送されるドラマの原作で、主演は大泉洋が務める。
おそらく9月に開幕するラグビーW杯に合わせたドラマで、W杯の盛り上がりにも一役買ってくれそうだ。
以下にノーサイド・ゲームのあらすじをご紹介。
「ノーサイド・ゲーム」あらすじ(ネタバレ注意!)

主人公は大手自動車メーカーの経営戦略室でバリバリ仕事をこなすサラリーマン君嶋隼人。
君嶋は営業本部が推し進める大型買収案件に異を唱えた結果、工場に左遷され、低迷するラグビー部のGMに就任することに。
ラグビーに対しては興味や知識がなかったものの、ラグビー部員や部下を巻き込みチームの再建に着手。
まずは監督人事を行うが、ラグビー界特有のアマチュアリズム、保守的な組織に直面することに。
なんとか大学3連覇を成し遂げた名将を招聘することに成功したが、次々と難題が待ち構える。
将来の見えないラグビー部への社内の反対勢力、旧態依然で無為無策の日本蹴球協会、強豪チームに突然移籍する選手。。
会社でも上司の権力闘争に巻き込まれていく。
しかし君嶋の正義感・責任感はぶれることなく、周りの協力を得ながら難題を正面突破する。
チームの運営では地域密着・人気UPにも成功し、成績も向上、リーグ優勝を狙える位置にまでチームを導く。
しかし、巨額の赤字を垂れ流すラグビー部に厳しい目を向ける役員が社内で力を持つと、ラグビー部の存続自体が危ぶまれる事態に。
絶体絶命のピンチにどう君嶋が立ち向かうかは本orドラマにて!