ラグビーW杯転売サイトでのチケット購入と入場方法
2019年9月から日本で行われるラグビーW杯のチケットが売り出されている。
Googleで「ラグビーW杯 チケット」と入力すると、一番上の目立つ位置に「Viagogo」の広告が表示される↑
Viagogoとは海外のチケット売買サイトで、いわゆる「転売サイト」
「Viagogo」や「StubHub」など海外の大手チケット売買サイトではラグビーW杯チケットが出回っている。
Viagogoの広告をクリックしてW杯の開幕戦「日本代表vsロシア代表」の試合を表示すると、定価15,000円(カテゴリーD)の座席が71,483円で売られていた。
その他の席も定価の3倍〜5倍程度で販売されている。
しかし、ラグビーW杯のチケット規約では公式サイト以外で購入したチケットは無効で没収とし、払戻しは行わないとしている。
つまり、転売サイトでチケットを購入するとそのお金は無駄金になる可能性が高い。
日本国内ではチケットそのものは7月下旬から順次発送されている。
今後メルカリ、ヤフオク、チケットストリートなどに出品される可能性もあるが、これらのサイトでも絶対に買わないようにしよう。
「チケットを買ったけど試合観戦できなくなった」場合は、公式リセールサービスを利用しチケットが売れたら返金してもらえる(定価の2%が引かれる)
スタジアム入場方法についてラグビーW杯組織委員会に聞いてみた
すでに日本戦など人気カードは売り切れている。
転売サイトでのチケット購入はNGということは分かったものの、定価の数倍払ってでもチケットを手に入れ試合を観戦したい!という方も多いはず。
海外でW杯を観戦するとなると費用は渡航費やホテル代なども含め数十万円はかかるので、それに比べると定価の数倍でも安いという考え方も。
転売サイトでチケットを購入しても、スタジアムへ入場する時に厳しいチェックがなければ入場できるのでは?との疑問も沸く。
そこでスタジアムへの入場時のチケットや本人のチェック方法どうするのか、ラグビーW杯2019組織委員会チケットカスタマーセンターに聞いてみた。
聞いて分かった主なポイントは以下の通り。
- 公式サイト以外で購入したチケットは無効
- チケットにはIDやメールアドレス、名前が記載されている
- 入場時にチケットの他に顔写真付きの身分証明書の提示を求めることがある
- 運営サイドではスタジアム入場時のチケット確認の際に、そのチケットが公式サイトで購入されたものか、その他のサイトで購入されたものか判別できるようになっている
とのこと。
例えば海外サイトで購入した場合、チケットの名義はほとんどが外国人の名前になっているはず。
そのチケットで日本人が入場しようとしても、本人ではないというのがバレてしまう。
「4」についてどう判別するかは教えてもらえなかったが、公式サイトで購入したかどうか判別するようなシステムを導入?しているのかもしれない。
いずれにしろ、上記の通り厳しくチェックされる。
なお、日本では「チケット不正転売禁止法」が2019年6月14日に施行され、以下の3点全てに該当するチケットについては転売が禁止になっている。
- 興行主がチケットの譲渡を禁止する旨を明示
- 興行の日時、場所、座席が指定
- 興行主が、販売時に購入者の氏名と連絡先を確認
ラグビーW杯のチケットもこれに該当する。
チケット購入にあたり抜け道はない。
今後もW杯チケット公式サイトではリセール分や海外販売分、スポンサー向けの残り?などが復活する場合があるはず。
チケットの在庫状況を頻繁にチェックするのがチケットをゲットする最善の方法と言えそうだ。