海外プロラグビーリーグのまとめ
日本では最高峰のリーグとして企業のラグビー部で構成される「トップリーグ」が国内ラグビーを牽引している。
海外の強豪国にはプロリーグがあり、基本的に代表の選手は自国のプロチームでプレーしている。
ここでは、主な海外のプロリーグをご紹介。
フランス「TOP14」
TOP14は1892年に発足したフランスのプロラグビーリーグ。
観客動員や収益は最も多く、8月下旬〜翌年6月に渡り熱い戦いが繰り広げられる。
金銭的な魅力もあり、フランス以外の各国代表クラスの選手も多くプレーしている。
チーム数は14チーム、各チームH&Aで26試合戦い上位6チームがプレーオフへ進出。
下位2チームは傘下の「プロD2」へ降格する。
テレビではWOWOW で各節2試合中継。
イングランド「プレミアシップ」
プレミアシップは1987年に発足したイングランドのプロラグビーリーグ。
なお、イングランドのサッカーリーグは「プレミアリーグ」
イングランド代表選手はプレミアシップでプレーしている選手から選出される。
チーム数は12チーム、9月から5月にかけてH&Aで22試合戦い、上位4チームがプレーオフに進出する。
テレビ(ネット)ではDAZNで各節2試合生中継。
「プロ14」
プロ14は、2001年に発足したスコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリア、南アの5ヶ国、14チームから構成されるリーグ。
2017年にチーターズとキングスの南ア2チームがスーパーラグビーから除外され、プロ12に加わったことにより「プロ14」になった。
各チーム9月から5月にかけて21試合戦い、A・Bカンファレンス上位3チーム、計6チームがプレーオフに進出する。
14チームの中でもアイルランドのチームが強く、優勝回数も多い。
「欧州ラグビーチャンピオンズカップ」
欧州ラグビーチャンピオンズカップ(European Rugby Champions Cup)はTOP14、プレミアシップ、プロ14の前年度の成績上位チームによる大会。
TOP14とプレミアシップからそれぞれ6チーム、プロ14から7チーム、プレーオフの1チーム、計20チームが参加する。
スーパーラグビーが南半球No.1を決めるのに対し、こちらは欧州No.1を決める大会。
10月に始まる予選ではプール1〜5の5組に分かれてH&Aで各チーム6試合行う。
各プール1位の5チームと2位の勝点上位3チームの計8チームが3月に始まるプレーオフに進出する。
テレビ(ネット)ではDAZNで生中継。
米「メジャーリーグラグビー」
メジャーリーグラグビー(MLR)は2018年に発足したアメリカとカナダの2ヶ国によるプロリーグ。
選手は南米、欧州、南ア、オセアニアと世界中から集まってきている。
現在は9チーム、2020年からは3チーム増え12チームになる予定。
シーズンは1月から6月まで、各チームH&Aで16試合を戦い、上位4チームがプレーオフへ進む。
試合レベルや観客動員などはまだ発展途上ながら、今後の大きな発展に期待がかかるリーグ。
スーパーラグビー
日本のサンウルブズも参戦しているため日本のラグビーファンにもお馴染みなのがスーパーラグビー(SR)
NZ、豪、南ア、アルゼンチン、日本の5か国、計15チームが参加、最もハイレベルなリーグだ。
シーズンは2月〜6月、2019年度は16試合戦い、上位の8チームがプレーオフに進出する。
サンウルブズは2020年度でSRから離脱することが決定。
2021年度からは14チームによる総当たり戦へと変更になる。