ラグビーのルール4【モール・ラック編】

ラック

ラグビーのルール【モール・ラック編】

ラグビーのルール第4弾では、選手が固まって押し込む「モール」と、地面にあるボール近くでの密集「ラック」について説明していく。

モールやラックは、ボール自体が見えないこともあり一見すると分かりづらいが、プレーの意図するところを理解すれば見え方も変わってくるはず。

セットプレー同様、モールでの押し込みやラックでのボールの争奪戦で有利に立てば、勝利にも結びつくこともある重要なプレーだ。

ラグビーのルール「モール」

モール

↑はハリケーンズ(黄)がサンウルブズ(赤)のゴール前で「モール」を押し込んでいるシーン。

ハリケーンズの後方でボールを持っている選手は、押し込みつつ隙あらばボールを持ち出しトライを狙おうとしている。

モールとは、このように両チームの選手が「立った状態」で押し合いをしている状態のこと。

FWの体の大きいチームが有利だが、日本代表はW杯南ア戦でBKの選手もモールに入ってトライを奪ったこともあった。

モールは「相手ゴール前のラインアウトからモールを作ってトライを狙う」というケースが多い。

モールの前進が止まって動きが停滞(5秒)するとレフリーは「ユーズイット」とコールする。

アタック側はこのコールが発せられると、すぐにボールを使ってアタックしなければならず、できなかった場合は相手ボールのスクラムになる。

モール時の主な反則

  • 「コラプシング」モール内で相手を引きずり倒すなど、モールを故意に崩すプレー
  • 「オフサイド」モールの後方ではなく、横から入るプレー(詳細はオフサイド編にて解説)

ラグビーのルール「ラック」

↑はサンウルブズ(赤)の選手がタックルをされて倒れ、そこにすかさずブランビーズ(青)の選手が倒れた選手のボールを奪おうとしている。

赤のヘッドキャップの選手が、青の選手を剥がそうと(スイープ)しているが、倒れた選手は絡まれてボールを離すことができなかったため、反則を取られた(ノットリリースザボール)

ラグビーは倒れた状態でプレーすることはできないという事も合わせて覚えておこう。

ラグビーでは「ボールを持った選手がタックルされる→タックルが成立し倒れる→ボールの争奪戦」が頻繁に起こる。

このように複数の選手が地面にあるボール近くで密集している状態を「ラック」と呼び、ラックでのボールの争奪戦を「ブレイクダウン」という。

強いチームはラックに入る入らないの判断に優れ、入ると判断した場合はボール奪取のため激しく強くプレーする。

なお、選手が重なりあったりしてラックやモールからボールが出ずにプレーが停滞することがある。

このような状況になるとレフリーは「アンプレアブル」とジャッジし、ラック時はボール保有側モール時はボールを保有していない側のスクラムにて再開する。

ラック時の主な反則

  • 「オーバーザトップ」相手側に倒れ込んでボールが出るのを邪魔するプレー
  • 「ノットリリースザボール」タックルされて倒れた選手がボールを離さないプレー
  • 「ノットロールアウェイ」タックルをした選手がすぐにその場から離れなかったプレー
  • 「ハンド」ラックの中にあるボールをに対し手を使うプレー

※これらの反則については、重い反則編にて別途解説。ここでは理解しなくてもOK。

ラグビーのルール「モール/ラック」を動画で学ぶ

ラック&モール

ラグビーのルール「密集編」

ラグビーのルール「モール・ラック編」まとめ

東芝
  • 選手が立った状態で密着して押し合うプレーが「モール」
  • ラインアウトからモールを作ってトライを狙うことが多い
  • モールを崩すプレーは反則(コラプシング)
  • 地面にあるボールの近くで選手が密集している状況が「ラック」
  • ラックでのボールの争奪戦を「ブレイクダウン」と言う
  • ラグビーは寝た状態でプレーしてはならない

セットプレーと、モール・ラックの密集戦を学んだところで、次からは反則編。

まずはボールを前に落とす「ノックオン」などのハンドリングエラーを学ぼう。

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