ラグビーのルール5【ハンドリングエラー編】

ノックオン

ラグビーのルール「ハンドリングエラー編」

「ラグビーのルールが難しい」とされる理由の一つに反則の種類が多いこと、さらにその複雑さにある。

しかし頻発する反則(ミスも含)に限れば、その数は多くない。

この回からラグビーの「反則」にフォーカスしていく。

ここでは反則を便宜的に「ハンドリングエラー」「軽い反則」「重い反則」「重い反則(オフサイド)」の4つに分けている。

今回学ぶハンドリングエラーをした場合、その地点から相手ボールのスクラムにて再開する。

ラグビーのルール「ハンドリングエラー」

ヒーナンダニエル

・ノックオン

ボールを前に落とすプレー。

不意にパスを受けて、手や腕に当たってボールが前に落ちた場合もノックオンになる。ボールが「後ろ」に落ちた場合はノックオンにはならない。

・スローフォワード

「throw forward」という名称の通り、ボールを前方に投げるプレー。真横に投げるのはOK。

パスを投げた選手に原因がある場合もあるが、パスを受ける選手のポジショニング(前に出過ぎ)に起因するケースも多い。

・ノットストレート

ラインアウトにおいて、ボールを投入するスロワーがボールを真っ直ぐに投げないこと。

この場合、相手チームはスクラムの他にラインアウトも選択できる。

「ノックオン」「スローフォワード」「ノットストレート」をした場合、相手チームのスクラムから再開となる。

なお、ラグビーにおいて「ハンドリングエラー」とは、ノックオンとスローフォワードを指すのが一般的だが、ここでは「ノットストレート」もハンドリングエラーに含めている。

・インテンショナルノックオン

難易度が上がるが、ノックオンを学んだついでに「インテンショナルノックオン」も覚えよう。

これはディフェンス側がボールをはたくなどして故意にボールを落とすプレー。

アタック2人vsディフェンス1人の局面で、アタック側のパスがもう1人に通ればトライという時を想像してほしい。

そのパスをディフェンスの選手が故意にはたいてトライを防いだ場合などにインテンショナルノックオンが適用される(ページ下に動画)

ラグビーのルール「アドバンテージ」

アドバンテージ

選手がボールを前に落とす(ノックオン)など、あきらかなミスがあったにも関わらず、プレーが継続するケースがある。

これは「アドバンテージ」と呼ばれるもの。

ゲームをリセットしてスクラムなどで再開せずに、プレーを継続した方がアタック側に有利と判断した場合において適用する。

その際、レフリーは「アドバンテージ」とコールしながら、(↑写真の通り)アドバンテージが適用されているチームの方へ肩を上げる。

この間、アタックしているチームは仮にミスをしてもアドバンテージが適用されてマイボールを確保できるため、一か八かのキックなどを行う事も多い。

アドバンテージはレフリーが「アドバンテージオーバー」とコールすると解消される。

アドバンテージは毎試合何度も起こるので、しっかり理解しよう。

ラグビーのルール「ハンドリングエラー」を動画で学ぶ

ノックオン・スローフォワード

インテンショナルノックオン

オーストラリア(黄色)10番フォーリーが11番のミッチェルにパスをしたが、スコットランド(紺)14番メイトランドがパスの進路に手を伸ばしてボールが前に落ちた。

TMOの結果「インテンショナルノックオン」と判定、メイトランドには(トライを防ぐ悪質なプレーのため)イエローカードが提示され10分間の一時退場(シンビン)となった。

ラグビーのルール「ハンドリングエラー編」まとめ

ジャバ・ブレグバゼ
  • 「ノックオン」はボールを前に落とすプレー
  • 「スローフォワード」はボールを前方に投げるプレー
  • 「ノットストレート」はラインアウトで真ん中に投げないプレー
  • 「インテンショナルノックオン」は故意にボールを叩くプレー
  • 「アドバンテージ」は反則があっても継続した方が有利となる場合に適用される
  • ノックオン、スローフォワード、ノットストレートは相手チームのスクラムで再開

今回はスクラムで再開になるハンドリングエラーを学んだ。

次回はフリーキックで再開する「軽い反則」を理解しよう。

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