日本代表のW杯開幕戦の相手がルーマニアから「ロシア」に変更

ラグビーロシア代表

日本代表のW杯開幕戦の相手がルーマニア→「ロシア」に

ラグビーワールドカップの出場国が正式に決定された後に「覆る」という前代未聞の事象が発生した。

事の発端は2018年3月18日に行われたW杯欧州予選の最終戦、ベルギー代表vsスペイン代表戦。

スペインはこの試合に勝利すればルーマニアを抜いてW杯2019日本大会への出場を決める事ができたが、格下のベルギー相手に10-18でまさかの敗戦。

この結果、最終順位はルーマニアが欧州予選1位となり、W杯出場を決めてプールAに入り、日本とはW杯の開幕戦で戦う事が決まった。

しかし、この試合では以下のような問題が起き、注目を集めていた。

  • この試合を担当したレフリーがルーマニア人であった
  • レフリーがベルギー寄りのジャッジをした
  • 激怒したスペイン選手が試合後にレフリーにつめ寄った
  • 試合を管轄する「ラグビーヨーロッパ」の会長がルーマニア人だった

さらに、試合後スペイン側は再試合を要求した。

ラグビーヨーロッパは、審判に暴行・暴言を吐いたスペイン代表の5選手については14週〜43週間の出場停止処分を決め、その他の点についてはワールドラグビーの独立した委員会の決定に委ねられる事に。

W杯日本大会にはロシアが繰り上がって出場

別途設けられたワールドラグビーの紛争委員会にて審査され決定された点は以下の通り。

  • ベルギー代表vsスペイン代表の再試合は行わない
  • ベルギー、スペイン、ルーマニアは代表資格のない選手をW杯予選に出場させていた事が判明
  • 代表資格のない選手を出場させた試合については勝点5pt減額

そしてスペインは-40pt、ベルギーとルーマニアは-30ptとなり、この結果欧州予選3位のロシアがスペインとルーマニアを抜いて1位となり、W杯へ出場する事になった。

さらに欧州地区のプレーオフにはドイツ代表が進出してポルトガルと対戦、その勝者が欧州・オセアニアプレーオフにてサモア代表と対戦し、勝ったチームが日本と同じプールAとなる。

併せてワールドラグビーは欧州予選、試合出場資格に関する規定の遵守、マッチオフィシャルの任命についても見直すことを発表した。

なお、今回の決定については2週間の異議申し立て期間が設定されており、ルーマニアもスペインも申し立てをする見通しで、今後も紆余曲折が予想される。

ルーマニア代表は武蔵野市、海老名市、掛川市、磐田市、淡路市などでキャンプを行う事が決定していたが、各自治体では困惑が広がるとともに、新たな対応が必要となっている。

ラグビーW杯2019日本大会「全48試合の日程と試合会場、対戦組み合わせ」

2017.11.02