日本代表vsアイルランド代表第2戦(味スタ)の日本代表選手採点と評価

福岡堅樹
試合 日本代表vsアイルランド代表
日時 2017年6月24日(土)14:40 kick off 
結果 日本代表13-35アイルランド代表
場所  東京都調布市味の素スタジアム
観客数 29,354人
トライ 松島幸太朗、山田章仁

テストマッチ日本対アイルランド第2戦の選手採点&評価

NO 選手 評価
PR1 石原慎太郎 4.5  スクラム以外は印象に残るプレーはなかった(⇄48分稲垣) 
HO 庭井祐輔 5.0  低く鋭いタックルで相手を止めた、サポートプレーも光る(⇄40分堀江) 
PR3 浅原拓真 4.0  フィールドプレーではほとんど目立たず(⇄40分渡邉) 
LO4 トンプソン  6.0 タックルは両チーム最多の27回、終始体を張ってプレー 
LO5 ウヴェ  5.0  力強いキャリーでトライにも繋げた(⇄64分谷田部) 
FL6 リーチ  5.5  プレーだけでなく、主将としても存在感抜群、頼りになる存在
FL7 松橋周平 5.0  ワークレート高くディフェンスで活躍(⇄68分徳永) 
No.8 マフィ  5.5  タックル23回、 49mと攻守に渡り活躍、一方不用意なパスからトライも奪われる
SH 流大 4.5  ノックオンでトライを逃す、他にもボールが手につかない場面も(⇄53分田中) 
SO 小倉順平 4.5  タックルで弾かれるなどディフェンス、フィジカルに課題(⇄40分松田) 
WTB11 福岡堅樹  5.5  快速を飛ばしてトライを2度防いだ
CTB12 田村優 5.0  キックの精度が高く、ディフェンスでも奮闘 
CTB13 松島幸太朗 5.5  97メーターは両チーム最多、トライもとった 
WTB14 山田章仁 5.0  1トライ、ナイスオフロードもあった一方、パスが繋がらない場面も 
FB 野口竜司  5.0  キック処理を安定してプレー、個の強さを高めたい(⇄68分山中) 

※点数は勝った試合は平均が「5.5」、負けた試合は「4.5」となるイメージ

日本代表vsアイルランド代表第2戦スタッツ

日本 内容 アイルランド
2 トライ 5
405 メーター 557
15 Defenders Beaten 39
7 Clean Breaks 14
32% ポゼッション 68%
231 タックル 88
39  ミスタックル 15 
9/12 ラインアウト 13/14
4/4 スクラム 7/8
11  ペナルティ 9

※Defenders Beatenはタックルを破った回数、Clean BreaksはDFラインを破った回数。

覇気がなかった第1戦と比較すると、低く鋭いタックルで何度もアイルランドの強力アタックを止め、時には後退させるなど見応えのある試合となった。

しかし、主力11人を欠き、若手や代表経験の浅い選手が多いアイルランドに対して2戦連続の完敗、まだ世界トップレベルのチームとの差は大きいことが明らかになった試合だった。

ミスが少なく確実にプレーするアイルランドに対し、日本は攻め込まれるとペナルティーを犯し、アタック時のミスからトライを奪われ、前半18分で既にスコアは3-21と厳しい立ち上がりに。

一番の課題は個の強さ。タックルで弾かれゲインされる場面が多く、体のサイズやポジションに関係なく1対1でのディフェンス、タックル強化をしなければ強豪相手には太刀打ちできない。

スタッツを見ると、攻めたアイルランド、守った日本という構図が明らかに。ポゼッションやタックル数、Defenders Beatenなどは大きな差が開いた。

ポジティブな面を挙げると、第1戦ではスクラムで押されたが、この試合ではしっかり修正・対応できたのか互角に組むことができた。モールも押されることは少なかった。

個人ではトンプソンルークが奮闘。試合開始直後にナイスタックルでチームを鼓舞すると、その後も体を張ったプレーを継続、タックル数27回(ミスタックルは1回のみ)、という驚異的な働きぶりだった。

しかし代表引退を公言し、1週間前に急遽代表に呼ばれた選手がMVP級の活躍をするということは、選手の層が薄く、新戦力の台頭もないということ証明することに。

稲垣啓太、渡邉隆之、松田力也ら後半から途中出場した選手も目立った。

日本代表は2015年W杯で南アフリカに勝利したが、これは南アの油断につけ込めた面もあった。しかし、今や日本は強豪国にもしっかり分析され、対策されるチームに。

この状況で格上のチームと競った試合をするためには、セットプレーを安定させ、1対1の局面で負けないことが第一。

さらに、タックルしては直ぐに起き上がり組織ディフェンスを向上させ、ノーサイドまで集中力を切らさずプレーする必要がある。

6月のテストマッチはルーマニアには勝利したが、アイルランドには2連敗、今年の11月にはオーストラリア、フランスとの対戦も既に決まっている。

今回のテストマッチで明らかになった課題を今後のスーパーラグビー、トップリーグを通じて強化し、11月の勝利に繋げたい。

日本vsアイルランド戦第2戦(@味スタ)の試合結果。日本が13-35で敗れる

2017.06.24