WBCとラグビーにおける代表出場資格を比べてみた

日本代表

WBCとラグビーテストマッチの代表への出場条件は何が違う?

WBC2017で旋風を巻き起こしているのがイスラエル代表。世界ランキングは41位と参加国16チーム中最下位ながら、1次ラウンドでは3連勝、2次ラウンドでもキューバに勝利するなど話題となっている。

イスラエル代表の選手は28名中27人が生まれも育ちもアメリカのアメリカ国籍、残りの1名はイスラエル国籍だがアメリカの大学を卒業し現在もアメリカに住んでいるという。選手はほぼ全員がマイナーリーグでプレーする選手で構成されている。

イスラエル代表でありながら、ほとんどの選手はイスラエルの地を踏んだことがなく、今回WBCにイスラエル代表として出場する前に、代表の重みを確認しチームの結束を図るべく、数名の選手がイスラエルを訪れたという。

オリンピックに出場するためには出場国の国籍が必要だが、WBCにおいては野球ビジネスの拡大を目的とした側面もあるため、代表チームの選手としてプレーするための条件は緩やかになっている。

これはラグビーにおいても同様で、日本代表や他国の代表においても、外国出身の選手が多く選ばれている。

そこで、WBCとラグビーにおいて代表選手として出場するための条件は何が違うのか以下に比較してみた。

WBCとラグビーにおける出場資格

WBCにおける選手の出場資格

・出生地が当該国
・当該国の永住資格を保有
・両親のどちらかが当該国の国籍を保有
・両親のどちらかの出生地が当該国

ラグビーテストマッチにおける選手の出場資格

・出生地が当該国
・両親または祖父母のうち1人が当該国出身
・当該国に3年以上継続して居住し、他国での代表経験がない

WBCもラグビーも、これらいずれかの条件を1つ満たせば、当該国の代表選手としてプレーすることができる。

ラグビーの場合は両親だけでなく祖父母の出身国も代表資格として認められ、さらに本人が代表選手として試合に出場した経験がなく、当該国に3年間居住すればその国の代表の資格を満たすことができる。WBCよりもラグビーの方が条件は緩やかと言える。

リーチマイケルやマフィ、ツイヘンドリックら日本代表の外国出身選手はこの「当該国に3年以上〜」という条件により桜のジャージを着る資格を得ている。

そもそもグローバリズムが叫ばれ、世界中の情報に即座にアクセスすることができ、移動手段も発達した現代において、国籍といった概念は薄れており、成人して自分の意思で住みたい・働きたいと思った場所が自分の住処となりうる時代。

オリンピックにおいてもWBCやラグビーのように、出場資格をより緩和するべきではないだろうか。国と国との試合というよりは、出場する個人やチーム同士の競い合いという考え方にシフトすべき時代に来ているように思う。