1から分かるスーパーラグビー2017!日本チーム「サンウルブズ」も参戦

スーパーラグビー

1から分かる「スーパーラグビー!」

「スーパーラグビー」や「サンウルブズ」という単語を聞いて詳細を説明できる人は一部のラグビーファンのみで、メディアに取り上げられる機会も少ないことから、日本においてはまだ認知度が低いのが現状。

テレビ放送は有料のJ SPORTSのみの放送で、スポーツ紙の一面を飾ることはないものの、サンウルブズは多くのファンのハートを掴み、ホーム秩父宮での試合開催時には2万人近い観客が詰めかけ、スタジアムは熱狂と興奮に包まれる。

スーパーラグビー(Super Rugby)はNZ、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本の18のプロラグビーチームによるリーグ戦で、数年前であれば世界の強豪国のトップ選手がプレーするこの大会に日本のチームが参加するなんて想像すらできなかった。

NZ、オーストラリア、南アフリカはW杯で優勝経験もある世界のラグビー界を牽引する強豪国、アルゼンチンも2007年、2015年のW杯でベスト4に入り、今や優勝を目指している。

日本はまだW杯で予選を突破したことがなく、これらの強豪国のチームと対戦できるのは願ってもない強化のチャンスとなっている。

日本チーム「サンウルブズ」がスーパーラグビーに参戦したのは2016年で2017年が2シーズン目。参戦初年度は何もかもが初めてで、準備や選手のサポート面が後手に回ったが、チームの強化とマーケティング面では大きな成果があった。

今年も厳しいシーズンになることは間違いないが、メンバーは2016年度に活躍した選手の他に、2019年W杯での日本代表を目指すフレッシュなメンバーも加わり、より見応えのある試合が期待できそうだ。

ここでは、スーパーラグビーって何?サンウルブズとは?という方のために分かりやすくまとめてみた。

スーパーラグビーとは?

スーパーラグビーの歴史

スーパーラグビー

スーパーラグビーが始まったのは1996年。Jリーグが始まった1993年よりも遅く、歴史の浅いプロリーグといえる。

最初は「スーパー12」という名称で、NZ、豪、南アフリカの12チームによりスタート。2006年に2チーム増え「スーパー14」に、2011年には15チームとなり名称が「スーパーラグビー」となった。

そして2016年に南ア、アルゼンチン、日本の1チームが新たに加わり、合計18チームにて運営されている。

毎年2月下旬にリーグ戦がスタートし、7月中旬に順位が決定、7月下旬に8チームによるトーナメント制のプレーオフが行われ8月上旬に優勝決定戦が行われる。

運営元はSANZAAR (South Africa, New Zealand, Australia and Argentina Rugby) 。

スーパーラグビー歴代優勝チーム

チーム 優勝回数
クルセイダーズ NZ 7回
ブルーズ NZ 3回
ブルズ 南ア  3回
ブランビーズ  2回 
チーフス NZ  2回 
ワラタス 豪  1回 
レッズ  豪  1回 
ハイランダーズ NZ  1回 
ハリケーンズ  NZ  1回 

代表チーム同様、スーパーラグビーにおいてもNZ勢が圧倒的な強さを誇っている。2016年に優勝したのはハリケーンズ(NZ)で今年もハリケーンズを筆頭にNZ勢が強いとの見方が多い。

なお、2015年度に優勝したハイランダーズの指揮を執っていたのは現日本代表HCのジェイミー・ジョセフ。

また、前日本代表HCで現在はイングランドを率いているエディー・ジョーンズも2001年にブランビーズのHCとしてチームを優勝に導いている。

スーパーラグビー大会概要

スーパーラグビー18チーム

アフリカカンファレンス1 アフリカカンファレンス2 オーストラリアカンファレンス NZカンファレンス
ブルズ(南ア) キングズ(南ア) ワラタス(豪) クルセイダーズ(NZ)
チーターズ(南ア) ライオンズ(南ア) ブランビーズ(豪) チーフス(NZ)
ストーマーズ(南ア) シャークス(南ア) フォース(豪) ハイランダーズ(NZ)
サンウルブズ(日本) ジャガーズ(アルゼンチン) レッズ(豪) ハリケーンズ(NZ)
    レベルズ(豪) ブルーズ (NZ)

 18チームは地域によって4つのカンファレンスに分かれる。日本のサンウルブズはアフリカカンファレンス1に、アルゼンチンのジャガーズはアフリカカンファレンス2に属する。

各チーム15試合を戦うが、対戦相手は同じカンファレンスのチームと2試合ずつ、別の2つのカンファレンスのチームと1試合ずつ対戦する。

サンウルブズの場合、アフリカカンファレンス1の3チームと2試合ずつ計6試合、アフリカカンファレンス2の4チームと1試合ずつ計4試合、そして2017年はNZカンファレンスのチームと1試合ずつ計5試合、合計15試合を戦う。

15試合を戦い、各カンファレンスの1位のチームと勝ち点の多いワイルドカード4チーム(アフリカから1、豪・NZから3チーム)の計8チームがプレーオフトーナメントに進出する。

なお、サンウルブズの日程と対戦相手はこちらから。

海外のスーパーラグビーチームでプレーする日本代表選手

2017年はリーチ・マイケル(東芝)がチーフス(NZ)、アマナキ・レレィ・マフィ(Nコム)と児玉健太郎(パナソニック)がレベルズ(豪)、ツイヘンドリック(サントリー)がレッズ(豪)でプレーする。

これまでには、松島幸太朗(レベルズ)、田中史朗(ハイランダーズ)、稲垣啓太(レベルズ)、マレ・サウ(ブルーズ)、山下裕史(チーフス)、五郎丸歩(レッズ)、堀江翔太(レベルズ)、山田章仁(フォース)らがスーパーラグビーでプレーした。

五郎丸は現在フランスTOP14の「トゥーロン」でプレーしており、2016-2017シーズン終了後の去就が注目されている。

2018年、2019年には海外のチームでプレーする選手も2019年W杯で日本代表として戦うため、サンウルブズへ参加する可能性も高くなりそうだ。

サンウルブズとは?

サンウルブズはスーパーラグビーに参戦する日本のチームであり、ほとんどの選手はトップリーグに所属し、かつ外国出身の選手も含め日本代表に選ばれる資格を持っている。(2017年サンウルブズメンバーはこちら

これはサンウルブズは日本代表を強化するためのチームであり、6月と11月に行われるテストマッチもサンウルブズのメンバーを主とした代表チームの編成となる。

中期的な目標としてはサンウルブズで強化を重ね、日本代表チームが2019年W杯日本大会で予選を突破することになる。

「サンウルブズ(Sunwolves)」という名称は、日本を象徴するサン(太陽)と体は小さいながらも群れで相手に立ち向かっていくウルフ(狼)を掛け合わせたもので、秩父宮での応援スタイルは狼の鳴き声にちなんで「アオ〜ン」という遠吠えが定着している。

参戦初年度2016年の成績は1勝13敗1分けの最下位と厳しいスタートとなったが、2年目の今年は選手のスコッドも増え、サポート体制も強化され期待することができそうだ。

テレビ放送はJスポーツで生放送、秩父宮でも4試合開催される。ぜひ興味のある方はスタジアムで、またはテレビの前で観戦しサンウルブズに応援を送ってほしい。

サンウルブズ2017年のチケット概要(秩父宮ラグビー場)

2017.02.19