ラグビー代表スコッドの発表、もっとメディアを巻き込んでPRすべきでは?

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日本代表スコッドの発表、もっとメディアを巻き込んでPRすべきでは?

昨日、11月の日本代表のテストマッチに向けて36名のスコッドが発表された。(選手と詳細はこちらにて)

ジェイミー・ジョセフ新HCによる体制がいよいよ本格化し、11月5日に日本代表は世界ランキング7位、昨年W杯4位のアルゼンチンと対戦(@秩父宮)することから、選手の発表を楽しみにしていたファンも多いはずだ。

しかし、ラグビー協会は日本代表の試合を盛り上げラグビー人気を高めたいと思っているのか、その本気度を疑ってしまう発表方法だった。

日本代表スコッドをHPで発表、ジョセフHCの会見もなし

代表スコッドはラグビー協会のHPで発表され、記者会見などはなく、HPの中でジョセフHCのコメントが公開された。

コメントでは「トップリーグで良いパフォーマンスをしている選手を選出した」としているが、今後の代表のチーム作りの方向性や、リーチマイケル、ツイヘンドリックら主力が選ばれなかった理由(休養のため本人から辞退したらしい)も分からず、一方的な「通知」では知る術がない。

今回の発表はあくまでも「スコッド(代表候補選手)」であって、11月のテストマッチに出場する選手は36人からさらに絞られ、その際にジョセフHCが会見をするのかもしれないが、何度も何度もメディアを呼んでテレビや新聞に取り上げてもらうよう努力する必要があるのではないか。

6月の日本代表のスコットランド戦では東京開催、天覧試合でも味スタは満員にならず、さらにトップリーグの観客動員も伸び悩んでいる状況だ。

実際、今朝の全国紙の新聞でも36人全員の名前が掲載されることはなく、「日本代表候補に堀江や田中が選出」という見出しと簡単な説明で文字のみの小さな扱いで、サッカー日本代表の練習や西武の辻新監督のカラー写真付きの記事に隠れてしまっている。

109日(日)からアルゼンチン戦のチケットの一般販売が開始する前のこのタイミングで会見を開きジョセフHCが「秩父宮に応援しに来てください」と日本語で語ればテレビで取り上げられるなどメディアでの扱いも変わり、結果として多くの人にラグビー日本代表をアピールできたはずだ。

スポンサーボードをバックに会見していれば、長年日本ラグビーを応援しているスポンサー企業も喜んだだろう。

五郎丸歩、リーチマイケル、山田章仁「落選」というミスリード

いくつかのスポーツ紙では、五郎丸やリーチ、山田が「落選」と報じていた。

正しくは五郎丸は肩の脱臼が治っておらずトゥーロンでは試合に出ていない状況で、リーチマイケルは辞退、山田章仁も怪我をしており「落選」とは意味合いが違う。

きちんとした会見を開いていれば、記者から主要選手がメンバー入りしていない理由が質問され、それに対してHCや協会幹部が答えるというごく普通なやり取りがあり、その内容を踏まえた記事が発信されるが、そもそも会見が開かれないからこのようなミスリードが起こってしまう。

五郎丸落選という記事を見た多くの人は、去年はあんな人気のあった五郎丸ももう落ち目なんだと勘違いをしてしまうだろう。

五郎丸がスーパーラグビーの試合で脱臼し、その後フランスTOP14のトゥーロンに入団して今はリハビリ中ということを知っているのはごく一部のラグビーファンのみだ。

代表の広報活動は自ら情報収集に動くラグビーファン向けだけでなく、数では圧倒的に多いラグビーに少しは興味はあるけども詳しくは知らないライト層向けにより注力すべきだ。

そのためには影響力の大きいテレビや新聞への露出を増やすことが最も費用対効果が高い。

川淵チェアマンはラグビー人気が低迷している理由を「来たい人は勝手に来いという姿勢だから。」と語ったが、少しでも多くスタジアムに観客を呼ぶために頭を下げてでもメディアにラグビーを掲載してもらうようにする情熱と姿勢が大事ではないだろうか。

2019年ラグビーW杯日本大会で組織委員会は全試合会場を満員にし観客動員は200万人を目標にしているが、この調子だと果たして目標達成できるのか、大幅未達になるのではと心配だ。

ラグビー日本代表、アルゼンチン戦と欧州遠征のスコッド(選手)発表!

2016.10.03