プレーオフ決勝、ハリケーンズがライオンズを20-3で破りスーパーラグビー初優勝!

スーパーラグビー2016プレーオフ決勝はハリケーンズ(NZ)とライオンズ(南ア)の戦い。両チーム共にプレーオフに入っても絶好調、準々決勝、準決勝を危なげない内容で勝ち進み決勝まで駒を進めた。

試合はレギュラーシーズンで全18チームでも1位となったハリケーンズにホームのアドバンテージが与えられ、ハリケーンズの本拠地ウェリントンのウエストパック・スタジアムにて行われた。

前半から両チームの堅守が光るもハリケーンズが有利に進める

ハリケーンズ

NZの首都ウェリントンは猛暑の日本とは反対に真冬で、土砂降りの雨の中試合開始のホイッスルが鳴った。

展開力に勝るハリケーンズは相手陣内でラインアウトをスティールするとFWの連続アタックで小さくゲインを重ね、最後はBKに回しWTB14コーリー・ジェーンがトライ。かと思われたもののTMOが入り、途中のプレーでノックオンが確認され、トライはならず。会場はブーイングに包まれる。

雨ということもあり、試合はキックが多い展開に。ハリケーンズはキック処理からFLのアーディー・サヴェアが大きくゲインするとライオンズはたまらず反則、前半11分にハリケーンズがPGで3-0と先制した。

ハリケーンズはこの日もディフェンスの出足が鋭く、相手にプレッシャーを与えると、ライオンズBKのパス回しが乱れ、CTB13ライオネル・マプーが苦し紛れにキック。そのボールをコーリー・ジェーンがキャッチ、そのままインゴールまで持ち込みトライを取った。SOボーデン・バリットも難しい位置からコンバージョンを決め10-0とした。

前半25分にライオンズはゴールポスト正面からSOエルトン・ヤンチースがPGを決め10-3と迫った。試合はその後両チーム決定的なチャンスはなく、ハリケーンズが10-3でリードして前半を折り返した。

スクラムはライオンズが優勢で、何度かハリケーンズがスクラムで反則を取られることも。しかし、反則を得たライオンズがスクラムを選択し、その後のスクラムではハリケーンズが意地を見せて押し返す場面もあった。

後半もハリケーンズが優勢、ライオンズをノートライに抑えて初優勝へ

ハリケーンズ

後半開始直後に雨が一旦止むと、決勝戦らしくハイレベルでミスの少ない試合展開に。後半51分にハリケーンズがPGを決めて13-3とリードを広げた。この後もハリケーンズが攻守に上回り、ライオンズ陣内でのプレーが続く。

68分、ライオンズNo.8ワーレン・ホワイトリーがバリットへの空中でのタックルで反則を取られ、ハリケーンズは敵陣5m付近でのマイボールラインアウトへ。このラインアウトでライオンズはスティールするもボールがインゴールにこぼれて、バリットが押さえてトライ。ハリケーンズが20-3と勝利を引き寄せるトライを奪った。

この後、ライオンズが攻め入る場面があるものの、ハリケーンズの鋭く強いディフェンスに阻まれゴールラインを超えることはできず。ライオンズは勝負所でのミスや反則も痛かった。

試合はこのまま20-3でノーサイド。昨年は決勝で悔し涙を飲んだハリケーンズが2016年は雪辱を晴らし、悲願のスーパーラグビー初優勝を飾った。

ハリケーンズはなんと、プレーオフ3試合全てで相手をノートライに抑え、与えた得点も合計で12点のみ。鉄壁の守備に加え、アタックでもこの試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたSOボーデン・バリットを中心とした攻撃でチャンスをものにしてトライを重ねた。

NZは2015年W杯を連覇、2016年スーパーラグビーのレギュラーシーズンでもNZ勢が圧倒的な力をみせ、最後はハリケーンズがプレーオフを制覇し、ラグビー王国の強さを改めて証明する形に。

ライオンズは準決勝のハイランダーズ戦までは個の強さとスピードで相手に脅威を与えたが、決勝はアウェイでの戦いということもあり、ハリケーンズの強固なディフェンスを崩すことはできなかった。

これにて2016年のスーパーラグビーは幕を閉じ、これから半年間はトップリーグを始めとする各国リーグでの試合へと舞台が移る。来シーズンは参戦初年度は1勝に終わったサンウルブズの飛躍に期待するとともに、世界最高峰のラグビーの観戦をまた楽しみたい。

スーパーラグビー2016プレーオフ決勝ハリケーンズvsライオンズ ハイライト動画