日本代表vsスコットランド代表(第1戦)で分かった「5つのこと」

ラグビー日本代表

対スコットランド第1戦で分かった5つのこと

1.組織と個のディフェンスが向上した

試合を通じて日本代表は一人一人が出足鋭く低いディフェンスを継続、さらに組織的なディフェンスも機能し、スコットランドのアタックに対ししっかり対応できていた。

カナダ戦ではFWのサイド攻撃やモールでのプッシュに対応できずトライを奪われたシーンがあったがこの2点もしっかりと対応し、ゴール前でも粘り強いディフェンスをすることができた。

2.若手選手もそれぞれの役割を発揮

LO5小瀧尚弘、FL7金正奎の若手2人が先発、小瀧は先輩大野の倍近い11回のタックルを成功させ、失敗もあったがラインアウトのジャンパーとしてもプレーし存在感を発揮。

金正奎は稲垣に次ぐ13回タックルし、ブレイクダウンで相手ボールを奪うなど持ち味を発揮し、体が小さくても国際レベルの試合で通用することを証明した。FB松田力也はシンビンになったものの、それ以外では落ち着いたプレーを見せ、今後はさらに期待できるだろう。

3.スーパーラグビーで活躍した選手は貫禄すら感じさせた

稲垣、堀江、田村、立川、ツイヘンドリックらスーパーラグビーのチームでのレギュラーとして試合出場を続けている選手は代表でも高いレベルでのプレーを見せ、頼りになる存在であることを証明した。

日本チームのサンウルブズのスーパーラグビー参入は、代表強化への大きな柱となり、今後サンルウブズが強くなることが代表のレベルアップに繋がる。

先週チーフス(NZ)がNZ遠征中のウェールズ代表を40-7で破ったが、スーパーラグビーの上位チームは世界ランキングでも10位以内に相当する。これらのチームとの対戦を重ねることにより強豪チームの力を肌で感じ、経験を積むことで代表にも大きく還元できるはずだ。

4.チームの強化はスタートとしては順調か

これまでスーパーラグビーへの参入や代表次期HCの選考、U20、アジアラグビーチャンピオンシップを含めた選手の招集など、場当たり的な対応が続いてチーム強化が危ぶまれ、さらにスコットランド戦では怪我人や7人制組の不在でベストメンバーを組めなかったものの選手は奮闘した。

これは選手の頑張りによるもので、2019年W杯に向けてなんとか順調なスタートを切ったと言えるのではないか。

5.日本にラグビー文化と人気はまだ根付いていない

試合会場の豊田スタジアムには24,113人がつめかけ、日本代表のテストマッチとしては最多となったが45,000人収容のスタジアムは上にいくほど空席が目立ち、世界の強豪を迎えた試合にもかかわらず観客動員の面では苦戦した。

今年の2月、3月に開催されたシックス・ネイションズ(欧州6か国対抗)はどの試合も大観衆の中で行われ、NZで開催されているNZ代表vsウェールズ代表の3試合のチケットは全て売り切れとなるなど、強豪国と比べると日本においてはラグビーの人気と注目度はまだまだ。

また、日テレで放送された12日の日本代表vsカナダ戦は4.9%、18日のゴールデンに放送された日本代表vsスコットランド代表は6.6%と視聴率でも伸び悩んだ。25日の味スタの2戦目も同様の数字であれば、以後地上波でのゴールデンの放送はW杯以外では厳しいだろう。

日本代表vsスコットランド代表第1戦目、日本は反則が多く13-26で敗れる

2016.06.18

ラグビーテストマッチ6月第2試合目、スコットランド戦の日本代表選手採点と評価

2016.06.18