サンウルブズの試合場所毎の成績比較。シンガポールで善戦続く。Why?

シンガポール・ナショナルスタジアム

サンウルブズはシンガポールで善戦、南アフリカで苦戦が続く

5月14日のサンウルブズvsストーマーズ戦の事前予想はアフリカカンファレンス1で首位のストーマーズ圧倒的有利という声が多かったが、サンウルブズが大健闘、なんと後半79分まではサンウルブズがリードしたものの最終的には同点でノーサイドとなった。

これまでサンウルブズは10試合を消化、うち4試合を秩父宮、3試合をシンガポール、残りの3試合を南アフリカで試合をしているが、シンガポールでの善戦が目立つ。

サンウルブズの「シンガポール」での試合結果

日にち 対戦結果 場所
3月12日(土) サンウルブズ 31-32 ◯チーターズ ナショナルスタジアム
3月26日(土) サンウルブズ 27-30 ◯ブルズ  ナショナルスタジアム
5月14日(土) △サンウルブズ 17-17 △ストーマーズ ナショナルスタジアム

シンガポールでは南アのチームに対しスクラムで押されながらも、チーターズ戦は1点差、ブルズ戦は3点差、ストーマーズ戦は同点と勝利まであと僅かという接戦が続いた。

サンウルブズの「南アフリカ」での試合結果

日にち 対戦結果 場所
4月3日(日) ◯キングズ 33-28 サンウルブズ ポート・エリザベス
4月9日(土) ◯ストーマーズ 46-10 サンウルブズ ケープタウン 
4月16日(土) ◯チーターズ 92-17 サンウルブズ  ブルームフォンテーン

遠い南アフリカへの移動、慣れない食事による体調不良などアウェイの洗礼を受け、試合を重ねる毎にパフォーマンスが悪くなった。シンガポールでは1点差だったチーターズ相手に南アフリカでは75点差という歴史的大敗に。

サンウルブズの「東京」での試合結果

日にち 対戦結果 場所
2月27日(土) サンウルブズ 13-26 ◯ライオンズ 秩父宮
3月19日(土) サンウルブズ 9-35 ◯レベルズ 秩父宮 
4月23日(土) ◯サンウルブズ 36-28 ジャガーズ 秩父宮 
5月7日(土) サンウルブズ 22-40 ◯フォース 秩父宮 

ジャガーズ戦で初勝利を挙げたものの、他はアフリカカンファレンス2の首位ライオンズ、組織力がありブレイクダウンに強いオーストラリア勢(レベルズ、フォース)に対し完敗となった。

サンウルブズがシンガポールで強いのは暑さのおかげ?

シンガポールの試合で感じるのは南アフリカの選手はスクラムやラインアウトなどセットプレーは安定しているものの、ハンドリングエラーなどのミスの多さと、膝に手をつくなどの消耗している姿。サンウルブズは相手のミスに助けられたり、出足の遅いディフェンスの隙をつくなどしてゲインし、得点を重ねることができた。

南アフリカ選手が消耗する理由として、シンガポールの高温多湿の気候が原因との見方が多いが、それはサンウルブズの選手も同じ。4月のシンガポールの平均最高気温は31度、最低が24度で、4月のケープタウン(南ア)は平均最高気温23度、最低が12度となっている。

一方、同じ時期の東京は平均最高気温18度、最低が10度とこの時期においては東京の方が南アフリカよりも寒く、南アフリカは夏の時期である1月、2月には気温が30度を超える日もあることから、暑い気候に南アフリカの選手が対応できていないとは一概にはいえなそうだ。

また、移動距離と時差に目を向けてみると、東京→シンガポールが直行便で7時間で時差は1時間、ケープタウン→シンガポールが直行便で12時間時差は7時間で、この点についてはサンウルブズが有利といえるものの、シンガポールより遠い、NZやオーストラリア遠征を繰り返してきた南アのチームからすると、この距離についても低パフォーマンスの原因とはいえないだろう。

結局のところ、サンウルブズがシンガポールで善戦できる、はっきりとした理由は分からないものの(スタジアムとの相性?)、選手はシンガポールでプレーすることにいい印象を持っていて、自信になっていることは間違いなさそうだ。

2016年シーズンの残りはオーストラリアで2試合、秩父宮で1試合、最後に南アフリカ遠征2試合で終了となる。2勝目はどこで勝ち取るか注目したい。