ラグビー世界ランキングの計算方法

ラグビー日本代表

ラグビー世界ランキングの計算方法は?

世界ランキングはテストマッチの結果をポイント化しランク付したもの

ラグビーの世界ランキングはワールドラグビー(World Rugby)がテストマッチの成績をポイント化しランク付けしている。

ポイントは交換方式で、基本的に勝てばポイントが加算され、負ければ減算される。

ポイントは「対戦国同士の試合前のポイント差」「ホームorアウェイによるハンディ」「試合の勝敗と得点差(±15点差)」により加減算する。

つまり、ランキング「下位の国」が「アウェイ」で上位の国に「15点差以上で勝利」するとポイントが大幅に加算される一方、上位の国は大幅に減算されることとなる。

なぜ世界ランキングが重要?

この世界ランキングはその国の強さ・チーム力の指標となるだけでなく、ワールドカップでの組み合わせを決める際の基準ともなる。

W杯出場国がプールA〜Dの4グループに振り分けられる抽選の際、その時点でW杯出場を決めている国のランキング上位から順に1位〜4位、5位〜8位、9位〜12位とランキング別に分けて抽選が行われる。

つまりランキング上位1位〜4位、5位〜8位の国はそれぞれ予選プールで同じプールに入ることはない。

また、抽選の際のランキングが8位のチームにとって格上のチームは1位〜4位に振り分けられたチームのみだが、9位のチームにとっての格上は1位〜4位、5位〜8位の2チームとなる。

このようにランキングが1つ違うだけでもW杯で決勝トーナメントに進出するための条件、対戦相手が厳しくなることも。

ラグビー世界ランキングのポイントの算出方法は?

ランキングの算出方法はWorldRugbyにも掲載されているが、分かりづらいので実際にあったケースを基に以下にまとめてみた。

計算の前提条件として2004年シックス・ネーションズの「ウェールズvsスコットランド」の試合をベースに算出する。

1.試合前の両国のポイントを確認する

  • ウェールズ(世界ランキング6位)ポイント76.92
  • スコットランド(世界ランキング7位)ポイント76.36

試合前はウェールズがポイントで若干スコットランドを上回っていた。

実際の各国のポイントはラグビー世界ランキングをご参照。

2.ホームのアドバンテージの調整をする

この時はウェールズのホームであるカーディフでの試合だったので、ウェールズの76.92に「3点」を足して79.92とする。

3.両チームのポイント差を計算して「Rating Gap」を算出

Rating Gapとはポイントを計算する際の基準となる値で、ウェールズ「79.92」-スコットランド「76.36」=「3.56」となる。

Rating Gapは「3.56」となった。

4.試合結果とRating Gapから「Core Rating Change」を算出

Core Rating Changeとは加減算するポイントのことで、下の表の下軸Rating Gap「+3.56」で交差するところがスコットランドが獲得(or失う)できるポイントで、「-3.56」で交差するのがウェールズのポイントなる。

ウェールズが勝利した場合のポイントはウェールズが+0.64、スコットランドが-0.64となる。

逆にスコットランドが勝利した場合、スコットランドが+1.36、ウェールズが-1.36となる。
ラグビーレート

5.試合が15点差以上となった場合、Core RatingChangに1.5を掛けて算出する

得点差15点差以上で勝利した場合は、 上記で算出したCore Rating Changeに1.5を掛ける。

もしウェールズが15点差以上で勝利した場合は、0.64×1.5=0.96となる。また、試合がワールドカップの場合は、さらに2を掛けて算出する。

実際の2004年6Nsのウェールズvsスコットランド試合後はどうなった?

試合はホームのウェールズが23-10で勝利。

ウェールズのポイントは76.92→77.57にUP、スコットランドは76.36→75.72にDOWNとなった。

日本代表がアウェイでNZに15点差で勝つとどうなるか?

・世界ランキング1位NZ(ポイント96.10)→ 93.1にDOWN↓
・世界ランキング10位日本(ポイント77.05)→ 80.05にUP↑

なお、世界ランキングのポイントの計算はRating Points Exchange Calculatorで行うことができる。

ラグビー世界ランキング2019年2月最新版!1位NZ、2位アイルランド、日本は11位

2016.06.13