エディー節が炸裂「サンウルブズはひどい状態、古い日本ラグビーに戻った」

エディー・ジョーンズ

エディー・ジョーンズ、サンウルブズに対し苦言を呈す

2015年W杯で日本代表を率いて3勝を挙げ、2016年3月のシックス・ネーションズではイングランドを全勝優勝に導き、今や世界で最も注目されるラグビーの指導者となったエディー・ジョーンズ。

エディーの発言は日本やイギリスだけでなく、オーストラリア、南アフリカ、NZのメディアでも大きく扱われることが多い。

世界のラグビー界のご意見番ともなりつつあるエディーの最近の発言を紹介したい。

サンウルブズは「ひどい状態だ」

元々サンウルブズと日本代表HCを兼任するプランもあったエディー。今もサンウルブズの試合は全試合観ているといい、サンウルブズのこれまでの戦いを「彼らはひどい状態だ。試合に負けても健闘したと喜んでいる。古い日本ラグビーに戻ってしまった。」と酷評した。

確かに、サンウルブズが今季スーパーラグビーに参戦する前は苦戦続きが予想され、負けたとしてもスコアに差がない試合などは善戦したと評価が高いが、これでは甘く 、勝たなければダメだということか。

さらに「立ち上げる時にプロフェッショナルな人材が不在で方向性を間違えた。だからチームが弱い。」と指摘、サンウルブズを運営しているジャパンエスアールや協会に対しても苦言を呈した。

スーパーラグビーの試合は眠くなる

スーパーラグビーについては「2016年から3チーム増やしたことで魅力が薄れ、スーパーラグビーの平均レベルを押し下げた」とし、「スーパーラグビーの試合は眠くなりそうな試合ばかりだ。」と述べた。

確かに第8節を終えた時点でサンウルブズは7連敗、ジャガーズは1勝6敗、キングズは1勝5敗と新たに参戦したチームは苦戦続きで、スーパーラグビーのレベルが相対的に下がったことは否めないが、初年度の苦しみを経たうえでこれからチームがレベルアップすることを期待するしかない。

また、サンウルブズとジャガーズは日本とアルゼンチンのチームでマーケティング的には大きな成果があるはずだ。

イングランド代表選手に対し「態度を改めない限りツアーには連れて行かない」

イングランド代表は6月にアウェイでオーストラリア代表とのテストマッチを控えている。

エディーは代表選手のクラブでのプレーに対して「4、5人のプレーには満足していない。態度を改めない限り、彼らをツアーには連れて行かない。才能ではない。態度だ。」と不満を募らせた。

「オーストラリア代表で指揮を執っていた2004年に、イングランドから51得点を奪った。われわれは彼らが夜にパブで酒を飲んでいたことを知っていたからだ。」とも発言、イングランド代表選手の引き締めも忘れることはなかった。

これらの発言を聞いているエディーは勝つために選手にハードワークと勝利への姿勢を求め、負けることを一切許さない、いい意味での勝利至上主義者であることがよく分かる。

一方、サンウルブズのマーク・ハメットHCはチーターズに92点を取られて敗戦した後も「標高が高い(1,400メートル)会場での試合は先手を取らないと点差をつけられる。新規参入のチームでこういう試合も覚悟はしていた。非常にいい教訓になった」と述べた。

エディーよりだいぶマイルドな指導者で、これまで選手に対してのネガティブな発言を聞いたことはない。指導方法も選手の自主性を重んじるようで、このような指導方法がどういう結果をもたらすか注目していきたい。