サンウルブズ開幕から3分の1を消化、これまでの5試合の振り返りとまとめ

サンウルブズ

サンウルブズ開幕から5試合の振り返りと今後の予想

2月27日にスーパーラグビー参戦という新たなチャレンジが始まってからサンウルブズは早くも5試合を消化した。ここまで、あと一歩という試合もあったものの、0勝5敗と想定通りの厳しいシーズンを送っている。

サンウルブズの残りの試合数は10試合、ちょうど3分の1という区切りを終えたところで、ここまでの試合を振り返りたい。

スーパーラグビーで戦える!と期待を持たせた開幕のライオンズ戦

日にち 相手 場所 結果 トライ
2月27日(土) ライオンズ(南ア)  秩父宮  13-26で負け  堀江 

準備期間が短かったこともあり、どんな試合になるのだろうと不安の中で始まったスーパーラグビー開幕戦。相手はライオンズ、ほぼ満員となった秩父宮で歴史的なキックオフの笛が鳴った。

試合は案の定、スクラムで押されて試合内容も劣勢ながら前半は6-12で折り返した。後半になるとスクラムでサンウルブズがライオンズを押し込み、秩父宮の観客が総立ちで盛り上がる場面も。そしてキャプテンの堀江が初トライをとったものの、ライオンズに4トライを許し敗戦となった。

試合には負けたが、大方の予想よりもサンウルブズは健闘、負けたショックよりも、スーパーラグビーでもなんとか戦えると期待の方が上回った開幕戦だった。(試合の詳細はこちら

後半一気に崩れ、逆転負けとなったチーターズ戦

日にち 相手 場所 結果 トライ
3月12日(土) チーターズ(南ア)  シンガポール  31-32で負け  堀江、山田(3トライ) 

試合開始早々、WTB山田がトライを決め幸先の良いスタート。スクラムも優勢で、堀江が2試合連続となるトライ、さらに山田は前半だけでハットトリックを達成、28-13とリードし前半を終えた。

後半チーターズが第一列を全員代えるとスクラムを支配され、さらに暑さや疲労から防戦一方に。シンビンで一人少なくなると、モールでも圧倒されチーターズにトライを許し、31-32で逆転負けとなった。

前半終了時は2試合目にして初勝利への期待が膨らんだものの、スクラムで押されるとともに、試合内容も圧倒された。スクラムの対応が大きな課題となって顕在化した試合となった。(試合の詳細はこちら

スーパーラグビーの厳しさを体感したレベルズ戦

日にち 相手 場所 結果 トライ
3月19日(土) レベルズ(豪)  秩父宮  9-35で負け  なし 

小雨がパラついた中でのホーム秩父宮でのレベルズ戦。前半はレベルズが攻める時間が多いものの、サンウルブズは固いディフェンスで防ぎ6-11と僅差で折り返した。

後半、一時2点差まで追い上げたものの、ブレイクダウンや接点でのレベルズでのプレーが厳しく、何度もターンオーバーを許す展開に。前半はなんとか止めていたディフェンスも後半になると崩壊し一方的に攻められ9-35で敗戦となった。

レベルズはミスや反則が少ない上、集中力が途切れることなく、ライオンズとチーターズとは異なり付け入る隙がなく完敗だった。スーパーラグビーのレベルの高さを思い知らされた試合となった。(試合の詳細はこちら

セットプレーが安定せず、FW戦で完敗したブルズ戦

日にち 相手 場所 結果 トライ
3月26日(土) ブルズ(南ア)  シンガポール  27-30で負け  山田、デュルタロ、矢富 

試合開始早々、相手のもたつきに乗じてトライで先制したものの、ブルズのFWの圧力が凄まじく、スクラムやモールでは一方的に押され、ラインアウトも確保できず厳しい展開に。しかし相手のミスにも助けられ前半は10-16の僅差で折り返した。

後半になると山田と矢富のトライで追い上げるも27-30で敗戦。終わってみれば点差はわずか3点差でボーナスポイントも獲得したものの、実力的にはだいぶ差があると感じた試合内容だった。(試合の詳細はこちら

勝てそうで勝てなかったキングズ戦

日にち 相手 場所 結果 トライ
4月3日(日) キングズ(南ア)  ポートエリザベス  28-33で負け  山田、堀江、ピシ、ボンド 

共にここまで4連敗、サンウルブズの初勝利に大きな期待がかかったキングズ戦。試合開始早々トライを許したものの、堀江とピシのトライなどで追い上げ試合は接戦となり前半は20-23で折り返した。

後半にPGで追いつくと、さらにサンウルブズは攻撃を続け、後半は攻める時間が多くなる展開に。何度もゴールに迫るものの、なかなかトライは奪えず。すると、勝負どころで課題のスクラムでボールを奪われトライを許し最後のトライも実らず28-33で敗戦。

キングズはこれまでの相手よりも明らかに力が劣り、サンウルブズが攻めた時間が多く、勝てそうな雰囲気はあったものの終わってみれば負けて5連敗となった。一番勝てそうな相手との試合に敗れたことで、ダメージとショックの大きい敗戦となった。(試合の詳細はこちら

アタック面は健闘、課題はセットプレーに

サンウルブズは5試合でトライを12記録しており、トライ数は18チーム中13位と健闘、特に山田は5トライで個人のトライランキングではマッケンジー(チーフス)に次ぐ2位となっている。

また、相手の防御ラインを突破するクリーンブレイク数では18チーム中12位で数字の面から見ると、アタックでは十分通用することが見て取れる。サンウルブズはポゼッションで優位に立てず、ディフェンスの時間が多いながらも少ないチャンスをものにしている印象だ。

一方、課題となっているのがセットプレー。ラインアウト成功率は18チーム中最下位の74%とラインアウトでのマイボール確保に苦労をしている。

スクラム成功率は81%と18チーム中14位ながら、実際はどのチームにも劣勢で、スクラムでの反則が多いだけでなく、マイボールを確保しても押されながらのボール展開となり、BKにいい形でボールを供給できないという状況が続いている。

マイボールスクラムを相手に取られてそのままトライを献上というシーンが何度も見られた。最大の課題となっているスクラムがどれだけ改善できるかが今後の戦いに大きく左右しそうだ。

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