欧州6naionsを制したエディーが凱旋帰国で日本へ。エディー節も絶好調

デイリーニュース

6naionsでグランドスラムを達成したエディーが日本へ、エディー節も変わらず

昨年9月のラグビーW杯イングランド大会で日本代表を3勝に導いたエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(HC)が、スーパーラグビー(SR)について現状と今後を展望した。(詳細は日刊スポーツにて)

前日本代表HCで現在はイングランド代表を率いて、先月の欧州6ネーションズでは全勝優勝を果たしたエディー・ジョーンズが指導者セミナーで講師を行なうため、来日し変わらずのエディー節を炸裂させている。

エディー、代表の代理監督について「信じられない」

6月に行われる日本代表とカナダ代表、スコットランド代表の試合でHCが次期HCのジェイミー・ジョセフではなく、サンウルブズのマーク・ハメットが務めることについて、「信じられない。世界ランク9位のスコットランド戦は日本のランキングに直結し、W杯の組分けにも関わってくる」と憂慮した。

補足すると、W杯のグループ分けは世界ランキングに基づいて行われ、例えばNZとオーストラリアといったトップチーム同士は予選グループで同じ組に入ることはなく、世界ランキングは上の方がより組みやすい相手と戦えるメリットがある。

サンウルブズについて「控えがSRレベルでない」

またここまで5連敗中のサンウルブズに対しては、「先発はいい15人がいる。控えがまだSRのレベルではない。だから仕上げに苦労している。」と分析、さらに「昨年のW杯を経験した選手とそれ以外の差がまだ大きい。若い選手をもっと育成しないと、次のW杯に間に合わない。落胆している」と苦言を呈した。

スーパーラグビーでMVP級の活躍をしているチーフスのデミアン・マッケンジー(NZ)はまだ20歳、レベルズのキャプテンのショーン・マクマーン(豪)は21歳、ブルズのジェシー・クリエル(南ア)は22歳と世界の強豪チームでは日本の大学生に相当する若い世代が次から次へと登場し、すでに世界の舞台で活躍している。

日本においてはラグビーが高校・大学を中心に発展してきた歴史があり、構造的な問題もあるが20代前半の若手の育成が遅れているのは明らかだ。

五郎丸歩について「W杯から向上していない」

スーパーラグビーに挑戦するもレギュラーを確保できず試合出場も少なくなってきた五郎丸については、「W杯から向上させていない。だからSRの一番弱いチームでプレーができないんだ」と厳しく突き放した。

NZや豪のスーパーラグビーチームのFBの選手は皆、WTB並みの俊足の持ち主でアタック力に優れており、足が速いとはいえない五郎丸ではFBのポジションを確保するのは、たとえ日本企業のスポンサーを引き連れてきても難しいかもしれない。

日本とのテストマッチは「弱いチームとはプレーしたくない。」

日本との対戦を問われると「弱いチームとはプレーしたくない。感傷的にはなりたくないので」と話した。少なくともスコットランドを破るレベルに到達しないと、いくらエディーとのコネクションがあるとはいえ、日本代表とイングランドとのテストマッチは不可能なようだ。

日本代表でW杯3勝を挙げ、さらに6ネーションズで全勝優勝を果たし、今や世界的な名将の一人となったエディー。代表やサンウルブズへのコメントは変わらず厳しいが、どれも的を得ているものであり、しっかりとその声に耳を傾けたい。

いつかはイングランドとテストマッチが組めるようサンウルブズと日本代表の強化を図り、2019年のW杯に向けて準備する必要がある。

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