秩父宮砂漠?それとも秩父宮ビーチ?改善急務の秩父宮ラグビー場の芝問題

秩父宮ラグビー場

秩父宮砂漠?それとも秩父宮ビーチ?改善急務の秩父宮の芝問題

1月31日の日本選手権をもって閉幕した国内のラグビーシーズンで、大きな話題となっていたのが「秩父宮ビーチ」問題だ。(詳細はスポニチにて)

10年以上前から問題となっているのに何故か一向に改善されることのない秩父宮ラグビー場の芝生の問題。トップリーグ開幕時の秋こそ青々とした芝が生い茂っているものの、シーズンが進むにつれてグランド中央から徐々に芝生が剥がれて、1月の日本選手権の頃には砂漠化するのが今や恒例となっている。

下の写真は今年の1月31日に行われたラグビー選手権パナソニック対帝京大学の時の様子。このようにグランド中央部分に芝生はほとんど生えておらず砂場化しているのが分かる。芝生がないと、タックルをされた時など衝撃を和らげるクッションとしての効果が薄れ怪我にもつながってしまう。

秩父宮

下の写真は2月27日にのスーパーラグビーの開幕戦の時のグランド状態。一見すると芝生がきれいに整っているが実は中央部分のみ別の場所から養生した芝生を張り替えたもので、元からある芝生との境目に段差が生じるなど足を取られるような状態。なんとか体裁を整えたのが実情だ。

秩父宮ラグビー場

秩父宮はラグビー専用競技場として、数々の名勝負やドラマを生んできた日本ラグビーの聖地ではあるが、この聖地の芝生が実は継ぎ接ぎの芝生で段差が生じている状態とは恥ずかしい限り。

秩父宮では日本代表の試合や日本選手権などのビックイベントから、大学のリーグ戦などあらゆるカテゴリーの試合が行われており、この芝生問題を解決するには、試合数を減らすことが必須。

観客動員は代表やトップリーグの上位チーム同士の対戦以外はガラガラで、例えば観客動員の基準を2,000人とするなどして、それ以上の動員を見込めない試合では使わないなどの対策が必要だ。

秩父宮ラグビー場は2020年の東京オリンピックまでに解体され、オリンピック時は駐車場として利用される。そして、オリンピック後は新しい神宮球場が建てられ、現在の野球場にラグビー場が建設されることが決まっている。つまり、今の秩父宮ラグビー場が存続するのはあと3,4年。

秩父宮が解体されるまで芝生問題が解決しない事態にならないよう、秩父宮の芝生の育成と維持に適したスケジュールで試合を開催するよう今年はきちんと対処すべきだ。