五郎丸歩はどこに行こうとしているのか?GQインタビュー

五郎丸歩

五郎丸が今後ラガーマンとして、人として歩む道

2015年秋に行われたラグビーW杯で日本の大躍進の象徴となった五郎丸。日本代表の副キャプテンとしてチームをまとめ、プレーではFBとして活躍、端整な顔立ちと、五郎丸ポーズと呼ばれるルーティーンもキッカケとなり、一躍国民的な英雄に。もはやこの活躍ぶりは説明不要だろう。

W杯が終わると、トップリーグの試合をこなしながらも殺到するメディアの対応をこなし、数多くのスポンサーと契約、今やCMに出演するなど、その活躍と影響力はラグビーの世界だけにはとどまらない。そんな五郎丸が男性ファッション雑誌「GQ」のインタビューに答えているので紹介したい。

これからはチームではなく自分にフォーカスを

五郎丸は現在、世界最高峰のラグビーリーグ「スーパーラグビー」の「レッズ」に所属、本拠地であるオーストラリアのブリスベンを拠点に生活をしている。3月1日に誕生日を迎え現在は30歳、1歳と4歳の男の子の父親でもある。

昨年までの4年間はW杯で結果を出すために、9月〜1月まではトップリーグのヤマハで、それ以外は日本代表の活動に全力を注いできた。しかし当面は「W杯で節目を迎えたので、これからは個人のほうにフォーカスし、ラガーマンとしてチャレンジしたい。」と語る。

30歳というとラガーマンとしてはベテランに差し掛かる年齢で、残りの選手生活は数年、選手としてできることは限られている。これまでチームの一員として遠征、合宿、試合と家族と離れ、組織の一員として組み込まれたスケジュールをこなしていたが、これからは自分が主体となって判断し、ラガーマンとして成長できる環境に身をおいていく。

フランスやイギリスからのチームからのオファーもあるといい、まずはレッズで結果を残すことが一番だが、今年の秋からはヨーロッパでプレーする五郎丸を見ることができるかもしれない。

ラグビーを通して自分がどう成長するかが大事

五郎丸は決して「ラグビーバカ」ではない。今回のスーパーラグビー挑戦もラガーマンとしてよりレベルの高いところでプレーして成長できるだけでなく、自分と家族の人生にとっていい経験になることが理由の一つであった。

廣瀬前日本代表キャプテンの「ラグビーなんていうのは人生の一部で、ラグビーを通じてどう成長するかが大事」という考えにインスパイアされ、一人の人間としてもより高みを目指す。

国民的スターになり、金銭的にも得るものが多かったと推測されるが、一部のプロスポーツ選手に見られる驕りや心の隙は見られない。むしろ言動からは自分が日本のラグビー界を代表し、背負って立つ選手だという強い責任感と義務感すら感じさせる。

そうなったのは、五郎丸本人の人間力だけでなく、日本代表やヤマハをはじめとする他の選手達、コーチや友人、家族の影響もあるのだろう。五郎丸が今後どのような道を歩んでいくのか、注目すると同時に応援していきたい。

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2016.03.03