ラグビー人気の急上昇がデータでも明らかに。女性のファンが増加

デイリーニュース

マーケットリサーチ会社のレピュコムの調査によると、2015年9月に開催されたラグビーW杯での日本代表の活躍により、国内のラグビー人気が上昇したことがデータでも明らかになった。

野球やサッカーの人気はほぼ横ばいの中、ラグビーの急上昇ぶりが目立つ結果に。2015-16シーズンのトップリーグの観客動員数は歴代最多、サンウルブズの開幕戦でも秩父宮がほぼ満員となり、観客動員の面でも人気上昇が伺えるが、この人気をどのようにさらに高めるかが課題となる。

ラグビーに興味のある人は16%→27%に、女性のファンが増加

ラグビーデータ

野球、サッカー、テニス、ゴルフの興味度が横ばい・微減の中、ラグビーの興味度が2015年6月の13%→12月の27%と大幅増に。ファンの属性では女性の割合が22%→37%に増加。これは五郎丸をはじめとする体格がよくて男らしい選手の影響か。

年代別の興味度では飽きやすい?20代では9月の21%→16%に減少、30代では逆に19%→23%に上昇している。年代で最も興味の高い世代は50代の30%。若い世代への訴求が課題であることがわかる。

野球への興味は46%、ラグビーは27%となっており、まだ差は大きいもののむしろ伸び代とも捉えることもできるのではないか。

ラグビーW杯の認知率、興味が大幅増

ラグビーデータ

イベント認知率ではラグビーW杯の認知率が3月の24%→9月の39%に増加、しかしラグビー選手権への認知度は変わらず。興味度ではラグビーW杯が3月の8%→12月の17%と倍増、その他のラグビーイベントも増加している。

ラグビーW杯の開催について知っている人は増加したものの、以前半数が知らないという結果に

ラグビーデータ

2015年6月の時点でラグビーW杯が9月に開催されることを知っていたのはわずか6%、聞いたことがある気がする人を入れても14%と驚きの低さ。

12月に9月にW杯が開催されたことを知っているのは37%、聞いたことがある気がする人を含めても54%と、あれだけ日本代表の活躍が放送されながら、はっきりと知っている人は37%との結果に。意外と世間の人はニュースやスポーツ番組を見ていないのかもしれない。

ラグビーの観戦の興味については認知度ほど上昇せず

ラグビーデータ

ラグビーというスポーツへの興味は6月13%→12月の27%へと倍増したものの、2019年W杯をスタジアムで観戦したいかという問いには8%→13%と微増、テレビでの観戦は11%→22%へ倍増。興味は増えたものの、スタジアムに足を運んでまで見たいという人は少ない結果に。

一番のマーケティングは勝つことだが、テレビ放映を通じてラグビーの魅力を伝える機会を増やすこと、その際には初心者にも分かりやすいように反則の解説をするなど工夫すること、五郎丸に続く新たなスターの登場がラグビー人気には求められている。

特にラグビーの場合は地上波で放送されることが少ないので、せめてサンウルブズや日本代表くらいは地上波で生放送されるようになると状況がよりよい方向にいくのではないか。視聴率1%といってもテレビの前には120万人、そのうち1%がスタジアムに来るようになれば1.2万人の観客動員に繋がる。

今年はサンルウブズのスーパーラグビー参戦、男女セブンズのリオ五輪、代表の対スコットランド、ウェールズ戦などのビックイベントがあるが、これらを経て来年の今頃はどうなっているか注目したい。