【観戦記】第53回大学ラグビー選手権準決勝 帝京大学vs天理大学

帝京大学ラグビー部

全国大学ラグビー選手権2016準決勝帝京大学vs天理大学

1月2日秩父宮では準決勝第1試合の東海vs同志社に続いて、帝京大学vs天理大学の試合が行われた。

帝京大学は関東大学対抗戦を全勝の1位と圧倒的な強さを見せつけ、今大会で大学選手権8連覇を目指す優勝候補筆頭。

一方の天理大学は関西大学Aリーグで1位となり、FWは小柄ながらも天理史上最強と評されるスクラムが特徴。天理は現日本代表の立川理道らを擁して準優勝を遂げた2011年以来5年ぶりに4強に進出、秩父宮に帰ってきた。

1試合目の東海vs同志社の試合のように一方的な展開もありうるとの見方もあったが、天理FWの奮闘やFBジョシュア・ケレビの活躍などで、見応え満載の試合となった。

帝京CTB金村良祐のトライで帝京が先制

金村良祐

前半3分、帝京はLO飯野晃司が抜け出し、CTB金村良祐にパスして先制トライ、7-0とした。

注目の天理FBジョシュア・ケレビ

ジョシュア・ケレビ

3回戦の慶應戦でトライを取るなど活躍したFBジョシュア・ケレビ。身長190cm、体重98kgと大柄で、弟はオーストラリア代表のサム・ケレビ。

前半18分、天理FBジョシュア・ケレビがトライ

帝京大学ラグビー部

前半18分、天理は帝京ゴール前スクラムからFLフィリモニ・コロイブニラギがサイドアタック、ラックから素早く展開しFBジョシュア・ケレビがインゴールに飛び込んでトライ、5-7と迫った。

スクラムは天理が優勢

スクラム 帝京FW

天理FW1人あたりの平均体重は89kg、一方帝京は105kgで1人あたり16kgの差があるものの、スクラムは天理が優勢で押し込む場面も。

前半終了間際、チャンスを迎える帝京

ラグビー

帝京はペナルティーで陣地を獲得、ラインアウトでマクカランがしっかりボールをキャッチし、FWがモールで押し込む。

帝京HO堀越康介がトライ、前半は帝京が14-5でリードし折り返し

堀越康介

FWがラックでサイドをアタックし、最後はHO堀越康介がトライ。帝京FWは個の力が強く、敵陣ゴール前まで攻め入るとトライを取り切ることができるのが強み。前半は帝京が14-5とリードし折り返した。

秩父宮ラグビー場は1万5,000人を超える観客で賑わう

秩父宮

この日は快晴ということもあり、多くのファンが秩父宮に訪れた。準決勝2試合とも関東vs関西勢となったこともあり、関西弁での応援が多かったのが印象的。

後半6分、帝京CTB矢富洋則がトライ

矢富洋則

後半も最初にトライを取ったのは帝京。後半6分、CTB矢富洋則がボールを受けるとハンドオフとステップで相手をかわして中央にトライ、21-5とリードを広げた。矢富洋則の兄はTLヤマハで活躍する矢富勇毅。

さらに帝京がトライでリードを広げる

帝京ラグビー部

後半13分、帝京は強力FWでアタックを続け、最後はPR渋谷拓希がゴールポストのパッドにボールを抑えトライ、さらに17分にBK展開からSO松田力也がトライを決め35-5とリードを広げた。

天理ジョシュア・ケレビが2本連続のトライ!

ジョシュア・ケレビ

後のない天理大学は19分、自陣でボールを受けたケレビがハンドオフやステップで相手を次々にかわしてトライ。さらにケレビは23分にショートパントを上げ、バウンドしたボールを自らキャッチしそのままトライ!天理が17-35と迫った。

ジョシュア・ケレビ

この日大活躍で最も秩父宮を沸かせたジョシュア・ケレビ。

帝京LO金嶺志のトライ

金嶺志

後半27分、帝京は相手ボールをターンオーバーするとFWがラックサイドを突いて最後はLO金嶺志がトライ。42-17とし勝負を決めた。

最後はマクカランがトライを防いでノーサイド

ノーサイド

天理は34分にトライを1本取り返し、試合終了間際にも帝京ゴールに攻め入ったものの、帝京No.8ブロディ・マクカランが間一髪のところでトライを防いでノーサイド。

帝京が42-24で天理に勝利し決勝戦へ!

帝京大学の勝利

天理の奮闘が目立ったものの、終わってみれば総合力に勝る帝京大学が42-24で勝利し決勝戦へ。決勝戦は1月9日(月)14時から秩父宮ラグビー場で開催される。対戦カードは2年連続で帝京vs東海となった。

帝京は勝利したものの、スクラムで押し込まれ、ラインアウトでのミスも目立ち、さらにマークしていたジョシュア・ケレビに3トライを許すなど決勝戦へ向けて課題を残す試合となった。

決勝で対戦する東海大学は天理同様スクラムが強く、テビタ・タタフ、アタアタ・モエアキオラら強くて大きい選手を擁する。帝京岩出監督が試合後に語ったように「ぬるい内容」だと東海相手に勝利することは難しい。

帝京としては再度引き締めて、試合のホイッスルが鳴った瞬間からハングリーで激しく試合に挑みたい。1月9日の決勝戦ではいずれにしろ接戦となりそうだ。帝京が8連覇達成なるか注目したい。

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