【観戦記】トップリーグ2016第9節 NTTコミュニケーションズvs東芝

東芝

トップリーグ第9節NTTコムvs東芝

トップリーグは早くも9試合目、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場ではNTTコムと東芝の試合が行われた。11月はウインドウマンスのためトップリーグは約1ヶ月中断、後半戦での追い上げに向け両チーム共にこの試合で勝利したいところ。

11月の代表スコッドに選ばれたメンバーからはNTTコムがNo.8マフィとSO小倉順平、一方の東芝からはPR1三上正貴、LO4梶川喬介、SH小川高廣の3名が先発した。

この日の横浜は曇り空で、Tシャツでは若干肌寒い天気。冬の到来を感じさせる気配の中試合開始のホイッスルが鳴った。

東芝FL7山本浩輝のノーホイッスルトライで幕開け!

東芝

東芝ボールのキックオフでスタートすると、WTBコーリー・ジェーンがボールを味方側にタップし、東芝がボールをキープするとFL7山本浩輝が電光石火のノーホイッスルトライ!東芝が先制した。

キレキレのNTTコムSO小倉順平

小倉順平

直後にNTTコムは相手陣内に入ると、SO小倉順平がステップで東芝DFをかわして・・

小倉順平

そのままトライ!小倉は自分でゴールキックも決めて7-7と同点に。今シーズン絶好調をキープ、日本代表にも選ばれた実力を早くも発揮。速くて鋭いステップは別格。

満身創痍のリーチマイケル

リーチ

テストマッチに出場できる状態ではないと日本代表入りを辞退したリーチマイケル。トライを決められて厳しい表情。腕や足はサポーターだらけ。

少しでも前にとゲインするコーリー・ジェーン

コーリー・ジェーン

NZ代表オールブラックスのキャップを53も保有するコーリー・ジェーン。ボールを持てばゲインするものの、この日見せ場はなかった。

NTTコムSH友井川拓のトライでリードを広げる

友井川拓

試合はボールがよく動き、観ていて目が離せない面白い展開に。前半17分、BKの展開力で勝るNTTコムが2本目のトライを決めて17-7とリード。

コンラッド・バンワイクに手を貸すリーチマイケル

コンラッド・バンワイク

相手を止めきれずへたり込んでいたコンラッド・バンワイク。リーチマイケルが手を貸して立ち上がらせ元気付けた。

スクラムは東芝がNTTコムに対して優勢

スクラム

日本代表とスーパーラグビー組が揃う東芝FW。スクラムではNTTコムに対して優位に組めた。

攻める東芝、しかしトライは奪えず

東芝

東芝はポゼッションこそ優勢なものの、肝心なところでのターンオーバーされたり、ラインアウトミスによりトライは奪えず。アタックでちぐはぐしている印象。

リーチマイケルの怪力で会場が湧く

リーチ

リーチマイケルが相手を持ち上げるタックルで会場がドッと沸いた。

前半はNTTコムが20-10でリード

前半終了

前半終了間際にNTTコムSO小倉順平がドロップゴールを決めて3点追加、NTTコムが20-10とリードし折り返した。東芝はノーホイッスルトライで幸先のいいスタートを切ったものの後はPGで3点を追加したのみとなった。

負けられない東芝、FWがスクラムで圧倒

東芝

後半に入るとスクラムでは東芝がさらに有利に組んで相手を押し込み、反則を得るシーンも。

NTTコムFB小川優輔のトライで突き放す

小川優輔

決定機を逃さないNTTコム。後半6分、FB小川優輔がラックサイドを抜け出してそのままトライ、27-10とした。

マフィ

トライを決めた小川優輔を持ち上げて祝福するマフィ。

この日の東芝のSOは森田佳寿

東芝

東芝はこれまでルーキー田村熙がSOで先発してきたが、この日はキャプテンの森田佳寿がSOで先発。しかしチーム状況は好転しなかった。

やはり空中戦に強いコーリー・ジェーン

コーリー・ジェーン

NZ時代から空中戦の強さに定評があったコーリー・ジェーン。ハイパントを難なくキャッチ。

NTTコムFB小川優輔がこの日2本目のトライ

東芝ラグビー

マフィがシンビンとなり、東芝はその間にCTB12渡邊太生のトライで迫ったものの、すぐに取り返されスコアは34-17に。

後半33分、「ミライモンスター」知念雄の登場

知念雄

元ハンマー投げの王者で見事な体格と優れた身体能力で期待が高く、メディアへの露出も多い知念雄が登場。味方を鼓舞する。

東芝SH小川高廣の連続トライで追い上げる

ハンマー投げの大学王者

残り時間僅かで17点差ながら逆転すべく奮闘する東芝はSH小川高廣が35分、41分に連続トライを決めて5点差まで迫るもノーサイド。

NTTコムが東芝に34-29で勝利!

NTTコム

試合は前半からリードを保ったNTTコムが逃げ切り、34-29で勝利した。NTTコムは6勝3敗、東芝は4勝5敗とまさかの黒星先行に。

勝敗を分けたのはラインアウト。東芝はNTTコムのアイザック・ロス(身長201cm)にボールを奪われるなどラインアウトを7本も失敗し成功率はわずか50%だった。

反則の多いNTTコムからペナルティを得て相手陣内に攻め込むもラインアウトでボールを確保できず、その都度東芝応援団から大きなため息が漏れるというシーンが何度も。

またラックサイドのディフェンスが甘く、NTTコム小倉と小川にあっさり抜かれてトライを許してしまったのも痛かった。東芝FWは総じて運動量に乏しく、リーチマイケルは最後まで出場したもののタックル数はわずか1回とコンディションが悪いのは明らか。11月はゆっくりと休んでほしい。

この日印象に残ったのは場内アナウンス。分かりづらい反則も丁寧に説明、時には選手のプロフィールも紹介するなど工夫が目立った。

例えば、NTTコムがスクラムでコラプシングをするとすかさず「只今のプレー、塩崎レフリーはNコムが故意にスクラムを崩したコラプシングの反則と判断しました。そして東芝にはペナルティキックが与えられます」といった具合。

秩父宮などではここまで丁寧なアナウンスは聞いたことはなく、初心者でも分かりやすくプレーを理解できるので、ぜひこのような取り組みを続けて欲しい。

トップリーグ2016-2017試合日程と結果、順位速報

2016.08.29