日本代表vsスコットランド代表(第2戦)で分かった「5つのこと」

ラグビー日本代表

対スコットランド代表(第2戦)で分かった「5つのこと」

1.控えに精神的支柱となる選手がいると強い

日本は後半16-9とリードを広げたがスコットランドの主将グレイグ・レイドローが途中出場すると、日本のミスなどもあり徐々にPGで差を縮められ、最終的に逆転負けを喫した。

スコットランドは後半負けていながらも慌てることなく戦った一方、日本は途中から出場した選手のミスも響き、PGやトライで追加点を奪えなかった。レイドローのような百戦錬磨の選手が控えにいて、途中からチームに入ることで落ち着いてプレーし逃げ切ることができたはずだ。

2.FBはカウンターで相手に脅威を与える選手がいい

スコットランドのFBスチュアート・ホッグはシックス・ネーションズでMVPを獲っただけあって、ランで何回もゲインするなど、強さと速さが別格で日本はなんとか抑えながらも苦しんだ。

イズラエル・フォラウ(豪代表)、ベン・スミス(NZ代表)、ヴィリー・ルルー(南ア代表)、デミアン・マッケンジー(チーフス)等、強いチームのFBはキックやハイパントの処理に長けているだけでなく、WTBをこなせるほどの足とアタック力を兼ね備えている。

残念ながら、五郎丸や松田はFBにしては足が遅く相手にカウンターで脅威を与えることができない。となると現状、代表のFBは松島幸太朗がベストではないか。

3.レフリーに文句を言っているようではいつまでも勝てない

ハメットHCは試合終了後、レフリングに対して「disrespect」とという単語を使って非難した。日本語に訳すと尊敬の念に欠いたとか、失礼という意味になる。確かに前半、日本がスクラムで押し込んだにも関わらず故意に回したと解釈された「ホイール」の反則は明らかにミスジャッジだと思う。

しかし、日本に対して厳しい傾向があったとはいえ、それ以外は明らかなミスジャッジと呼べるものはないように見受けられた。ラグビーは強いチームに有利なレフリングがされる傾向があり、日本としては勝利を重ねてレフリーを味方にできるようなチームになるしかない。

また、リーチがキャプテンであればどうだったか。ネイティヴな英語を話し、コミュニケーションもうまく、チーフスのNo.8としてレギュラーを張っているリーチであれば顔が利き、もう少しうまくレフリーと対話できたかもしれない。

4.日テレのテレビ中継はイマイチだった

今回の日テレのテレビ中継は微妙なプレーや反則が起こってもリプレーをほとんど流さず、何度かイライラしたことも。Jスポのスーパーラグビーの放送はこの辺の編集が素晴らしく、見たいプレーをすぐに適切なタイミングで見せてくれる。

また、特に前半は試合中にも関わらず観客席にいる五郎丸アップの映像が何度も映され違和感を感じた。クレームがあったのか?後半になるとぱったりなくなったのも不思議。スターの五郎丸を推したいのは分かるが明らかにやりすぎだった。

5.代表の試合でも満席にならず観客動員に不安も

第1戦目の観客数は24,100人、2戦目は34,073人で国内の代表の試合では最多記録となった。しかし、東京の試合で約5万人収容の味スタを満席にできないのは、人気面でまだまだということ。日本で開催される2019年W杯では、例えば注目されていないチーム同士の対戦が地方で行われた場合、集客できるか課題になるだろう。

なお、ゴールデンで放送されたこの試合の平均視聴率は7.3%で、同じ時間帯でNHKで放送された日本陸上選手権リオデジャネイロ五輪代表選考会は14.1%と完敗だった。