五郎丸歩、フランストップ14「トゥーロン」と1年契約で正式に合意

五郎丸歩

五郎丸歩、フランストップ14「トゥーロン」と1年契約で正式に合意

五郎丸は5月21日のサンウルブズ戦で肩を脱臼し全治3ヶ月と診断され、トゥーロン(TOULON)との契約も危ぶまれたものの、6月8日に自身のHPにてトゥーロンと1年契約を結んだことを発表した。

レッズ(豪)とは今シーズンで契約が終了し、トップリーグのヤマハ発動機とは2016年3月末に雇用契約を解約し、アドバイザリー契約を結んだことも合わせて報告された。

五郎丸は今年の2月からスーパーラグビーのレッズでプレー、シーズン前半から中盤にかけてはFBのレギュラー争いでオーストラリア代表のカーマイケル・ハントに敗れ出場機会が限られ、ハントが故障中の試合で先発を任されても目立った活躍をすることなく、最後は怪我で離脱と厳しいシーズンとなってしまった。

フランスのトップ14が開幕する8月20日までに怪我から回復し、プレーできるようになるかは微妙なところだが、7月下旬にはチームに合流する予定。レッズでの悔しい思いをトゥーロンでリベンジといきたいところだが、トゥーロンは世界有数の資金力を誇るチームで世界各国から代表レベルの選手を集めている強豪チームでレギュラー争いも厳しい競争が待っている。

FBではウェールズ代表のリー・ハーフペニーや元オーストラリア代表のジェームズ・オコーナーとの争いとなり、五郎丸としては得意のゴールキックで正確さをアピールしレギュラー定着を狙いたいところ。なお、五郎丸がトゥーロンで試合に出場すると、トップ14で初めてプレーする日本人選手となる。

なお、7月30日(土)にヤマハとトゥーロンのプレマッチがエコパスタジアム(静岡)で開催されることになっており、五郎丸はこの試合でプレーするのは難しいが、トゥーロンの選手の一員としてエコパスタジアムを訪れることになりそうだ。

TOP14とトゥーロン(Toulon)について

フランスのプロラグビーリーグ「TOP14」は世界最大規模の観客動員数と収益力を誇るリーグとしても知られており、1試合当たりの観客動員数は1万4,326人と日本のトップリーグの6,470人と比べても倍以上、選手の年棒も高く、世界各国の代表選手が多く所属する。

TOP14では14チームによるホーム・アンド・アウェー方式の総当り戦を行い、上位6チームがプレーオフに進み優勝を争う。また、上位6チームはヨーロッパのプロクラブチームNo.1を決めるヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの出場権を得る。

五郎丸が移籍するトゥーロンは2013年からヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップを3連覇した強豪で、TOP14の中でも最も資金力があるとされ、NZ代表マア・ノヌー、豪代表クエイド・クーパー、ジェームズ・オコーナー、南ア代表ブライアン・ハバナ、ウェールズ代表リー・ハーフペニーら世界的なスター選手を獲得、日本のスターである五郎丸にも手を伸ばした。これらのことから、スペインのレアル・マドリードになぞらえて、「銀河系軍団」とも呼ばれている。

トゥーロンとしては、2015年W杯で一躍スターとなった五郎丸の人気にも期待し、グッズ販売やテレビ放映権といったマーケティングやビジネスでの拡大も目論んでいるだろうが、トゥーロンではレッズでは叶わなかったレギュラーを獲得し、選手としてさらにレベルアップすることを期待したい。