【観戦記】トップリーグ2015LIXIL CUP3位決定戦 ヤマハ対神戸製鋼

五郎丸歩

1月24日、奄美大島で115年ぶりに雪が降るなど西日本に強い寒気が襲いかかったこの日、東京では気温が低いながらも天気は快晴、秩父宮ラグビー場での1試合目はトップリーグ3位決定戦ヤマハ対神戸製鋼の試合が行われた。

今シーズン最後の試合で3位を勝ち取るのは五郎丸率いるヤマハか、それとも日本代表選手が多く属する神戸製鋼か。注目の試合を振り返りたい。

LIXIL CUP(順位決定トーナメント) 3位決定戦ヤマハ対神戸製鋼

ヤマハはグループBを1位突破、神戸製鋼は同じグループBを2位突破ながら直接対決では神戸製鋼が43-14と完勝。今日の試合は直接対決時には不在だったヤマハの正SH矢富が先発、一方神戸はアンドリース・ベッカーと木津が怪我で不出場となり、これがどう影響するか注目だ。

試合開始1時間半前に自由席はほぼ満席

秩父宮ラグビー場

今や国民的スターの五郎丸が出場、そしてこの試合の後にパナソニックvs東芝の決勝戦が控えていることもあり、試合開始1時間半前にはこの通り自由席がほぼ満席に。

神戸製鋼のキックオフで試合開始

神戸製鋼のキックオフ

神戸製鋼SO山中亮平のキックオフで試合開始。秩父宮は立ち見席もこのように満席に。

スクラムは互角の戦い

スクラムは互角

トップリーグ最強といわれるヤマハ対日本代表のPR山下が核となる神戸製鋼のスクラム対決はほぼ互角でお互い譲らず。

前半10分にヤマハが先制

マレ・サウ

ヤマハは神戸ゴール前のマイボールスクラムからボールをバックスに回して、マレ・サウが縦に突進して大きくゲイン。ゴール前まで50cmに迫った。

No.8堀江恭佑のトライ

堀江恭佑

ゴール前で捕まったマレ・サウからのボールをSH矢富が素早く展開してボールを受け取った堀江がトライ。ヤマハが先制した。

五郎丸ポーズ

五郎丸ポーズ

ルーティンの五郎丸ポーズ。先制トライ後のこのゴールは決まらなかったものの、ヤマハが5-0とリード。

神戸製鋼が反撃のトライ

神戸製鋼のトライ

前半19分に神戸のSHアンドリュー・エリスがダミーパスでFWとBKの間をすり抜けてトライ。トライ後のゴールも決まり神戸が7-5と逆転。元オールブラックスの個人技が光る。

ハイパントの競り合い

五郎丸歩

前半はキック合戦となりハイパントの競り合いも見応えがあった。ボールをキャッチした五郎丸に数人がかりで止めに入る神戸製鋼。

宙を舞うアンドリュー・エリス

アンドリュー・エリス

前半38分にペナルティーからの早い仕掛けでエリスがディフェンスの間を抜き去りポール下に豪快なトライを決める。

前半は神戸製鋼が17-5でヤマハをリード

前半終了

前半はアンドリュー・エリスの2トライなどで得点を重ねた神戸製鋼が17-5でリード。ヤマハは1トライの5点に抑えられる苦しい前半となった。

後半スタート

正面健司

12点差を守りきって神戸製鋼が逃げ切るか、ヤマハの逆転なるか。注目の後半がスタート。ボールを持っているのは青いヘッドキャップが特徴的な神戸製鋼のFB正面健司。

後半20分にヤマハが逆転のトライ

ヤマハのトライ

後半10分にヤマハはLO大戸がラックの上を飛び越えてトライを獲って点差を縮めると、さらに後半20分にマレ・サウが自陣からのターンオーバーから80mを独走してトライ。トライ後のゴールも決まりヤマハが19-17と逆転。

キックを処理する五郎丸

五郎丸

神戸製鋼CTB南橋のキックを冷静に処理する五郎丸。

神戸製鋼が再逆転

yamaha14

神戸製鋼は後半24分にWTB井口剛志が五郎丸のパスをインターセプトして独走。

井口剛志

そのままトライを獲って22-19と逆転。トライ後の山中のゴールは失敗。

ヤマハも負けじと再逆転

粟田祥平のトライ

後半28分、ヤマハ期待の若手WTB粟田祥平がタックルを受けながらもボールを押し込みトライ。粟田にとってはトープリーグ初トライとなった。年は23才、身長189cm、体重98kgと素晴らしい体格のWTBで今後に期待大だ。

五郎丸のキックも成功

五郎丸のキック

トライ後の五郎丸のキックも決まって残り10分でヤマハが26-22と4点リード。

神戸製鋼の猛攻をしのぎ、最後は五郎丸が蹴り出してヤマハが勝利

ヤマハの勝利

最後の10分は神戸製鋼が逆転を狙い攻め込むもなんとかしのいだヤマハが神戸製鋼ボールをターンオーバーして五郎丸が蹴り出して試合終了。

26-22でヤマハの勝利

ヤマハの勝利

ヤマハが後半に入ると試合を優位に進めて逆転、26-22で勝利した。

ヤマハが3位、神戸製鋼が4位でシーズンを終える

ヤマハ対神戸製鋼

リーグ戦で神戸製鋼に大敗したヤマハが最終戦で雪辱を果たした。この試合の結果、ヤマハがトップリーグ3位、神戸製鋼が4位でトップリーグ2015-16シーズンを終えた。

ヤマハはPKを選択せず、トライを狙う戦いを貫き、功が奏したのか後半28分に逆転しそのまま勝利。マン・オブ・ザ・マッチには先制トライを獲って、デフェンスでも活躍したヤマハの堀江が選ばれた。

ベストメンバーのヤマハに対し、神戸製鋼は木津とベッカーの主要メンバー2人を欠いたのた痛かった。SHエリスとSO山中のコンビは強力でヤマハに脅威を与え、FWはスクラムで互角だったものの、モールや密集戦での攻撃に迫力が感じられなかった。