【観戦記】トップリーグ2015LIXIL CUP キヤノン対近鉄

キヤノンvs近鉄

1月16日(土)秩父宮での1試合目はトップリーグの1位〜8位を決めるトーナメント、LIXIL CUPの2回戦キヤノン対近鉄の試合。

両チームとも1回戦で敗退したため4位以内の道は断たれてしまったが、この試合に勝つと5位決定戦、負けると7位決定戦に回る重要な試合だ。

LIXIL CUP(順位決定トーナメント) 2回戦キヤノン対近鉄

近鉄ボールにてkick off

秩父宮ラグビー場

11:40試合開始。この日の2試合目に注目のパナソニックvs神戸製鋼が控えていることもあってか、東スタンドはほぼ満席。

近鉄のCTBフランク・ウィンターステインの身長は194cm!

フランク・ウィンターステイン

ポジションはCTBながら身長194cm、体重105kgと超大型、オーストラリア出身のフランク・ウィンターステイン。当然のことながら相手には徹底的にマークされる。

前半はキヤノンが優位に進める

キヤノンのトライ

近鉄はミスなどでトライが奪えない一方、キヤノンはアイブスジャスティンに続き、前半22分にティム・ベネットがトライをとった。

ラインアウトはほぼ互角

ラインアウト

ラインアウトでボールを投げ入れる前のシーン。目の前でFWが一列に並ぶと迫力満点。

スクラムはキヤノンが優勢

スクラム

スクラムはキヤノンが優勢で近鉄を押し込む場面も見られた。

どこにでも顔を出すアダム・トムソン

アダム・トムソン

キヤノンのNo.8は身長196cm、体重112kg、元オールブラックスのアダム・トムソン。アタック&デフェンス両方で目立っていた。かつてトップリーグでプレーした海外のスター選手の中には手を抜く選手もいたが、アダム・トムソンは全力プレーでFWの要として活躍。

ウィリー・ルルーのオフロード

ウィリー・ルルー

こちらは2015年W杯でも南アフリカ代表で活躍したウィリー・ルルー。日本人選手にも積極的に声をかけていたのが印象的だった。

前半はキヤノンが17対3で近鉄をリード

前半終了

2つのトライをとったキヤノンが17-3で近鉄をリードして折り返し。近鉄は何度かチャンスがあったものの、ミスやキヤノンの粘りのあるディフェンスでトライを奪うことができなかった。

後半開始早々に近鉄がトライで反撃

近鉄のトライ

後半開始直後に近鉄はシンビンで1人少ないながらもキヤノン陣地に攻め入って、最後はSH金がラックサイドを抜けてトライ。反撃の狼煙をあげた。

近鉄SO重光のタックル

タックル

キヤノンCTBティム・ベネットにバチっとはいったナイスタックルの瞬間。ハイタックルとは判定されず。

アダム・トムソンのラン

アダム・トムソン

片手でボールを持ってハンドオフでかわして突進するアダム・トムソン。日本ではボールは両手で持つようにと指導されるため、なかなか見れない外国人ならではのプレー。この流れでトライをとって24-11とキヤノンがリードを広げた。

南アフリカ代表のキャップを53持つピエール・スピース

ピエール・スピース

近鉄のNo.8は元南アフリカ代表ピエール・スピース。身長194cm、体重107kg。この日はなかなか見せ場を作れず。

後半終了間際の近鉄の攻め

近鉄が最後に攻める

近鉄は後半35分にトライをとって、18-24とキヤノンに迫り、なおも相手陣内で攻撃を仕掛ける。最後はゴールラインまで1mまで迫ったものの僅か及ばず。

24-18でキヤノンが勝利

キヤノンの勝利

後半は近鉄が追い上げたものの、キヤノンがなんとか逃げ切り勝利。キヤノンの次戦は5位決定戦で相手はトヨタ、一方近鉄は7位決定戦で相手はNTTコムとなった。

両チーム共、優勝が断たれた中でモチベーションが難しい面もあったが、試合は競った展開で見応えがあった。

観戦していて印象的だったのは、キヤノンの選手はルルーやトムソンなど外国人選手も含めてよく声を出しコミュニケーションを取っていたこと。相手ボールのラインアウトやスクラムの前にBKの選手は立ち位置などを必ず声を出して確認していた。

キヤノンはこれまでのトップリーグでの最高成績が7位でこの試合に勝利したことで、次戦の結果により5位か6位となることが決定、過去最高の成績となることが確定した。チームの雰囲気や風通しがよく、来年もこの調子だと期待できるだろう。