【観戦記】大学選手権2015決勝 帝京大学vs東海大学〜帝京が7連覇達成!〜

帝京vs東海

帝京大学の前人未到7連覇達成なるか、または東海大学が悲願の初優勝を達成するか。

1月10日(日)秩父宮は快晴で風もなしという絶好のラグビー日和。第52回全国大学ラグビー選手権大会決勝戦、帝京大学対東海大学の試合は多くのラグビーファンが見守る中開催された。

第52回全国大学ラグビー選手権決勝 帝京大学vs東海大学

試合開始前の校歌斉唱

帝京校歌斉唱

トップリーグの試合とは異なり、大学選手権では試合前に校歌斉唱が行われる。帝京の校歌のメロディーはおなじみになってきた。

14時東海のキックオフで試合開始!

帝京vs東海試合開始

14時に東海大学のキックオフで試合開始。

試合序盤はミスなどで膠着状態に

試合序盤 試合序盤

試合開始直後からハーフウェイライン近辺での攻防が続く。相手ゴールに迫ってもミスなどで両チームとも得点が奪えず。

空中戦の攻防

空中戦 空中戦の攻防

決勝戦独特の張り詰めた雰囲気の中試合が進む。ハイパントのキャッチもなかなかできず、ボールが転がる場面も。

気合いを入れる?帝京相馬コーチ

相馬コーチ

怪我で先発を外れた坂手主将の代わりにプレーするHO堀越に対してラインアウト前に気合いを入れ?審判に急かされている帝京の相馬FWコーチ。

東海大学のラインアウト

東海大学のラインアウト

前半30分頃に東海が帝京ゴールへ攻め入る。ラインアウトもNo.8テトゥヒ・ロバーツがしっかりキャッチ。

東海大FWが強いモールでゴールラインへ

東海モール

この試合はスクラムでは帝京有利、モールでは東海有利な場面が多く見られた。前半30分ごろ東海FWがモールで帝京ゴールに攻め込む。

前半31分、キャプテン藤田のトライで東海大が先制

先制は東海大

試合が始まって30分経ってもスコアは0-0の膠着した状態が続いたが、東海がラインアウトからモールで押し込み最後はキャプテン藤田がトライ。

先制トライに沸く東海応援団

東海応援団

自分たちの目の前での先制トライに沸く東海応援団。

東海大SO野口大輔のゴールは決まらず

野口大輔

トライ後のゴールは決まらなかったものの、5-0と帝京相手にリード。

帝京がWTB竹山晃暉のトライですぐに追いつく

帝京のトライ

劣勢に立たされた大学王者帝京はすぐにトライで追いついた。トライを獲ったのは1年生のスーパールーキーWTBの竹山晃暉。

大歓声の帝京応援団

帝京大応援団

数では東海を圧倒した帝京の赤い応援団。この通り東スタンドの左半分は帝京カラーの赤でビッシリ。

帝京大SO松田力也のゴールは決まらず

松田力也

帝京もトライ後のゴールは決まらず5-5の同点。

試合は拮抗し面白い展開に

東海vs帝京

両チームとも早いプレッシャーと気合いの入ったタックルで相手を前に進めさせないデフェンスが目立った。激しいタックルで会場がどよめく場面が何度も。

前半は5対5の同点で折り返す

前半終了

前半の得点は東海、帝京共に1トライの5点で5対5の同点で折り返し。

後半開始

後半開始

後半開始から帝京が攻める展開に。

後半1分に帝京がPGを決めてリード

松田力也

後半開始直後から攻めた帝京は東海ゴール目の前で、東海のハンドの反則に対してSO松田がPGを決めて8-5とリード。

後半は一転、帝京が怒涛の攻めを見せる

帝京のトライ

後半に入ると帝京の高速アタックが機能し始め、後半から出場したFB重一生がトライを決め帝京がリードを広げた。

東海大PRが平野翔平から渡邉隆之へ交代

東海大平野

お笑い芸人を目指していたという平野が退き、渡邉がピッチに。平野は2月からサンウルブズへ、渡邉は3年生で日本代表にも選ばれた逸材。

堀江が審判に苦言、元芸人志望東海大平野が初V目指す、五郎丸DGで会場沸かす

2016.01.10

イラウアを2人がかりで止める東海

マルジーン・イラウア

187cm108kgの帝京のFLマルジーン・イラウアを2人がかりで止める東海。オフロードパスも出させず。

見応えのあるFW戦

スクラム

強力FWを擁する帝京と東海。スクラムでは帝京が押す場面が見られ、体格に勝る帝京が優勢であった。

帝京のラインアウト

帝京のラインアウト

さらに攻める帝京。ラインアウトもしっかり確保して東海ゴールを目指す。

ゴール前の攻防

帝京vs東海

モールをずらして攻める帝京、ゴールまで2m。

後半19分に帝京がトライを追加、20-5とリードを広げる

トライ

最後にトライを決めたのはHOの堀越康介2年生。主将を怪我で欠いても代わりの選手が活躍するほど層が厚いのが帝京の強み。トライ後のゴールは決まらなかったものの20-5とリード。

主将藤田を中心に円陣を組む東海大学

東海主将藤田

時間は残り20分、東海は15点リードされ、2トライ2ゴールでも追いつけない状況。主将藤田を中心に仕切り直し。

後半33分、東海が粘ってトライを決める

池田悠希 野口のゴール

諦めない東海大学はCTB池田悠希がトライを獲って、野口のゴールも決まりスコアは20-12に。

後半36分、帝京WTB尾崎晟也のトライで東海を突き放す

尾崎晟也 尾崎晟也

帝京2年生のWTB尾崎晟也が後半36分にタックルされながらもトライを決めて帝京がリードを広げた。

試合終了のホーンが鳴る中、東海がトライ!

野口竜司

試合終了のホーンが鳴る中、東海BKがボールを繋ぎ、最後はFB野口竜司がトライを決めて意地を見せた。

帝京大学が27対17で東海大学に勝利

試合終了

自力に勝る帝京が後半に東海を突き放し27-7で勝利。

帝京大学が大学選手権前人未到の7連覇を達成!

帝京7連覇

とにかく強い帝京。7年連続で大学王者に!

勝利を喜ぶ帝京フィフティーン

勝利の瞬間

試合終了後に優勝を噛みしめる帝京と悔しさが滲みでる東海。

ノーサイドを観客は拍手で称える

ノーサイド 帝京7連覇

大学NO.1をかけた見応えのある戦いが終わり観客は拍手で称えた。

試合後、岩出監督は「ホッとしている。厳しい試合だった。これまでと違って充実感を感じる。1年1年、学生の頑張りが7連覇といういい結果として出たのが嬉しい。まずはちょっと一呼吸して次に向けて頑張りたい。」と語り、

坂手主将は「仲間と共に喜びあえることが嬉しい。今日は素晴らしい環境、激しい応援に背中を押されて前に出ることができた。」と振り返った。

帝京大学は学年がすっぽり入れ替わる7年にわたり大学王者の地位を譲らず。特にここ数年は大学レベルを超えた圧倒的な強さを見せつけている。帝京の凄いところは強さに奢らず、毎年学生が他校ではなく優勝した先輩達を追い越そうとして規律高く努力しているところ。

その姿勢と文化が有望な高校生の獲得につながり、さらに部内の競争が活性化し好循環につながっている。さらにトレーニング施設や寮といった環境も充実し、環境面でも他校を上回る。帝京には打倒トップリーグを目指して、さらなる高みを目指してもらいたい。

大学王者帝京大学は1月31日(日)に秩父宮での日本ラグビー選手権でトップリーグ王者と日本No.1をかけて戦う。