【観戦記】大学選手権2015準決勝 明治大学vs東海大学

東海大学vs明治大学

2016年の大学ラグビーは1月2日に大学選手権準決勝で幕を開けた。セカンドステージを勝ち上がり四強に進出したのは、明治・東海・大東文化・帝京の4大学。帝京大学が7連覇を達成するか、その他のチームが阻止するかが最大の注目だ。

第52回全国大学ラグビー選手権準決勝 明治大学vs東海大学

試合開始序盤から一進一退の攻防が続く

東海大学vs明治大学

試合序盤は明治が攻める場面が多く見られた。明治のWTB成田がこの試合初のトライを獲ると東海も負けじとWTB石井がトライ。

明治はバックスでトライを重ねる

明治のトライ

かつての強いFWで「前へ」というスタイルは影を潜めて、バックスでボールを繋いで最後はWTBでフィニッシュを決める明治。FB田村が怪我で途中交代となったものの、明治がリード。

スクラムは明治が優勢

明治vs東海

見るからにFWの体格は明治の方が大きく、スクラムも明治優勢。

東海大学のNO.8アタアタ・モエアキオラ

東海大学

日本代表リーチ・マイケルの母校でもある東海大学は外国出身の選手も多く、No.8で先発したアタアタ・モエアキオラはトンガ出身。身長185cm、体重105kgと立派な体格でボールを持っての突進が目立った。

前半は19-7で明治がリード

前半終了

前半はFW戦で優位に立ち、バックスの決定力でも勝った明治が19-7とリードし終了。

明治のCTB梶村

東海vs明治

2019年のラグビーW杯時には日本代表メンバー入りが期待される若手のホープ、明治のCTB梶村。この日は東海のマークが厳しく、個の力で突破するシーンはあまり見られなかった。

後半に入ると一転、東海が優勢に

東海のトライ

後半に入ると明治はハンドリングエラーやラインアウトでのミスが目立ちなかなかボールを前に運べず。東海はSH湯本の個人技でトライを獲って5点差まで迫ると、後半28分にFWがモールで押し込み、途中出場したNo.8タタフがトライ。ゴールも決まり東海が21-19と逆転。

満席の秩父宮東スタンド

秩父宮東スタンド

秩父宮には多くのラグビーファンが駆けつけ、東スタンドはこの通り満席。テレビではNHKで生放送された。

焦る明治、逃げる東海

スクラム

試合終盤になり2点差で東海が逃げ切りの体制へ。焦る明治はスクラム、モールでの優位性も見れなくなり厳しい状況に。

28-19で東海が勝利!

東海が勝利

東海はNo.8タタフがモールからのサイド攻撃でトライを決めてリードを広げる。その後も明治の猛攻を激しいタックルで防ぎ最終的には28-19で東海大学の勝利。1月10日の決勝戦へ駒を進めた。後半明治は1点も獲ることができなかった。

両チーム力はほぼ互角。試合を決めたのはミスの多さと、ディフェンスでの集中力。東海は1対1での局面ではゲインを許すことはあっても、ほとんど相手をタックルで止めて致命的なゲインを許すことはなかった。

一方、明治はデフェンスラインの穴を東海SH湯本やNo.8タタフに突かれてトライを許したのが痛かった。明治は悔いの残る敗戦。一方、東海大学は6年ぶりの大学選手権決勝進出となった。